2022年を振り返る(6月編):高齢者の「スマホ教室」は盛況 その実態は?Mobile Monthly Top10

» 2022年12月24日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 2022年も、残りわずかとなりました。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位でチェックしつつ、この年を振り返っていこうと思います。今回は6月における記事のアクセス数のトップ10を紹介します。

スマホ教室 各キャリアのショップでは、高齢者向けのスマートフォン教室を開催しています(写真はソフトバンクショップのもの)。市区町村でも独自にスマートフォン教室を開催していたりします

 6月は、スマートフォン決済のキャンペーンまとめ記事に代わり、iOS/iPadOSの新バージョンに関する記事やスマホのハウツー(使い方)を開設する記事などがよく読まれました。特に、高齢者向けのスマホ教室を受講した母親にインタビューした上で、その実態をまとめた記事は非常によく読まれました。

 大手キャリア(MNO)のショップ(キャリアショップ)では、高齢者向けのスマホ教室を積極的に開催しています。生涯教育プログラムの一環として市区町村がスマホ教室を開催するケースもあり、その場合はキャリアあるいはキャリアショップを運営する代理店が協力(協賛)していることもあります。場所にもよりますが、申し込もうとすると順番待ち(あるいは少し先)になるケースも見受けられ、比較的盛況のようです。

 年老いた両親がスマホを手にした際に、どこまで使いこなせるかどうかは個人差が大きいと感じています。昔からPCに慣れ親しんでいる人なら結構早く使いこなせるようになる傾向にありますが、そうでない人は電話を受けることすら難儀することすらあります。両親が突然スマホを購入し、使いこなせなくて困っている――そんな時は、近くのキャリアショップ、あるいは市区町村のスマホ教室に通う事を勧めてみるのも良いかもしれません。

 一方で、この記事でも指摘がありますが、教室に通うことでスマホに慣れると「使い方」に変化が生じることもあります。そのことで別の悩みを抱える可能性もあるのは、また別の話ということで……。

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