NTTドコモと日本電信電話(NTT)は2月27日、富士通、日本電気(NEC)、Nokia(ノキア)の3社と共同で行っている「6G」に関する実証実験の協力体制を拡大することを発表した。今後はEricsson(エリクソン)とキーサイト・テクノロジーの2社も参画し、計5社と共同でさまざまな周波数帯を想定した実証実験を推進していく。
Ericssonとは、6GHz〜15GHz帯の「6Gミッドバンド」に適した新無線インターフェース実証実験、100GHz帯で「サブテラヘルツ波帯」での超高速データ伝送を実現する新無線インターフェースの実証実験を行う予定となっている。一方で、キーサイト・テクノロジーとは「サブテラヘルツ波帯」を用いた超広帯域通信に向け、電波伝搬特性の測定実験を行うとしている。
今回の取り組みは2月27日にスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress 2023」のNTTドコモブースでも紹介される。
ドコモとYKK APが「電波の窓」を開発 電波品質改善と高断熱化を目指す
ドコモ、屋外建物の足元エリア化手法を拡充 透過型メタサーフェスでミリ波帯がつながりやすく
ドコモ、成層圏下層から38GHz帯の電波伝搬に成功 HAPSの非地上ネットワークへ期待
ドコモ、ケーブルに置くだけで機能するアンテナを開発 60GHz帯で実証実験に成功
ドコモら、6G実証実験で協力 100G〜300GHz帯での通信やAI技術に焦点Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.