今日から始めるモバイル決済

「モバイルICOCA」を使い始めるにはどうすればいい? 手順をチェック!(1/2 ページ)

» 2023年03月22日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 3月22日10時から、JR西日本(西日本旅客鉄道)が「モバイルICOCA」のサービスを開始しました。

 この記事では、モバイルICOCAの始め方と注意点を解説します。

使い始めよう! 待望の「モバイルICOCA」はどうやれば使える?

必要なスマホの要件は?

 モバイルICOCAは、原則としてAndroid 10以降をプリインストールする、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)搭載のAndroidスマートフォンで利用できます。バージョンアップによってAndroid 10となったモデルについては、基本的にサポートしません。詳細は対応機種一覧で確認してください。

 筆者が確認した限り、現時点で対応機種に含まれているのは、交通系ICカードの複数枚発行/併存に対応しているモデルのみのようで、1枚のみ発行できるモデルはないようです。

一覧 3月17日時点における「モバイルICOCA」の動作確認済み端末。キャリア単位ではなくメーカー単位で掲示されているが、交通系ICカードの複数枚発行/併存に対応するモデルのみ並んでいる

比較的新しいモデルは「複数枚発行」「他の交通系ICカードとの共存」も可

 比較的新しいモデルでは、複数枚のモバイルICOCAの発行モバイルSuica/モバイルPASMOとの併存も可能です。

 JR西日本では複数枚発行/併存に対応する機種の一覧を公開していませんが、JR東日本(東日本旅客鉄道)が「モバイルSuica」のサポートサイトで公開しているので参考にしてください(「Type 1」に指定されている機種が対応しています)。

 対応機種一覧をすぐに見られない場合は、「おサイフケータイアプリ」の表示内容からも複数枚発行/併存に対応できるかを確認できます。手順は以下の通りです。

  1. おサイフケータイアプリを開く
  2. 左上のハンバーガーアイコン(メニュー)をタップ
  3. 「サポート・利用規約」をタップ
  4. 「メモリの利用状況」をタップ
  5. ステータスに「ブロック」表示が“ない”場合は複数枚発行対応

 なお先述の通り、現時点では交通系ICカードを1枚のみ発行できるモデルにおけるモバイルICOCAの動作確認は取れていないようです。モバイルICOCAを使うためにAndroidスマホを調達する場合は、複数枚発行/併存に対応するモデルを用意すると無難そうです。

複数枚対応の分かれ目 交通系ICカードの複数枚発行/併存に対応するモデルの場合、おサイフケータイアプリでメモリの利用状況を確認すると「未利用」または「利用中」と表示されます
複数枚対応の分かれ目 メモリの利用状況にブロック数が書かれている場合は、交通系ICカードの複数枚発行/併存に対応しません(1枚のみ、排他での利用となります)
テストしてみる 試しに、複数枚発行/併存に対応しない「arrows 5G F-51A」にモバイルICOCAアプリをインストールして起動すると、「お使いの端末ではICOCAアプリを利用できません」というエラーが出て初期設定にすら進めませんでした

 複数枚の交通系ICカードを併存させる場合は、実際に利用するカード(メインカード)を1枚選ぶ必要があります。メインカードの選択は「おサイフケータイアプリ」から行えます。手順は以下の通りです。

  1. おサイフケータイアプリを開く
  2. 交通系ICカード欄にある「メインカードの確認・切替」をタップ
  3. 券面をスクロールしてメインカードにしたいカードを選ぶ
  4. 「メインカードにする」をタップ
メインカード切り替え 利用する交通系ICカードの切り替えは、おサイフケータイアプリで行えます

事前準備をしよう!

 モバイルICOCAを利用するには、おサイフケータイの初期設定と、JR西日本の「WESTER ID」が必要です。また、一定の要件を満たすクレジットカード/デビットカード/プリペイドカード(以下「決済用カード」)を用意する必要があります。

 これらの設定や用意は、事前に済ませておくとセットアップが楽になります。

おサイフケータイの初期設定

 おサイフケータイの初期設定は、おサイフケータイアプリから行えます。アプリを起動して、指示に従って設定を行いましょう。

 なお、モバイルICOCAを含む交通系ICカードをおサイフケータイで使う場合、おサイフケータイアプリと「Googleアカウント」をひも付ける必要があります。この作業を行わないと、機種変更時におけるカード情報の「預け入れ」と「復元」ができませんので注意してください(参考記事)。

おサイフケータイアプリのログイン 交通系ICカードの「預け入れ」「復元」を行うには、おサイフケータイアプリとGoogleアカウントのひも付けが必要です。初期設定の際に画像のようなダイアログが出た場合は「Googleでログイン」をタップするだけで完了できます(この手順をスキップしてしまった場合は、ハンバーガーアイコンをタップした後に「Googleでログイン」をタップすると出せます)

WESTER IDの設定

 WESTER ID(旧J-WEST ID)はJR西日本のWebサイトで「WESTER会員」に登録することで取得できます。まだ持っていない場合は、あらかじめ取得してください。

 なお、以下のいずれかのサービスを使っているユーザーについては、当該サービスのIDをWESTER IDとして利用できるようになります(一部予定を含む)。一部、移行時にパスワード等の再設定や移行手続きが必要な場合もあるので、詳しくはJR西日本から送付される案内メールを確認してください。

  • Club J-WEST(3月7日付で変更済み)
  • tabiwa(4月1日移行予定)
  • DISCOVER WEST mall(4月1日移行予定)
  • WESPO(4月10日変更予定)
WESTER モバイルICOCAを利用するには「WESTER ID」が必要です。3月6日までに「Club J-WEST」を利用していたユーザーは、同サービスで使っていた「J-WEST ID」をWESTER IDとして利用可能ですが、初回ログイン時にパスワードの再設定を求められる場合があります。筆者個人としては、メールアドレスをIDとして利用したいと思う所ですが……

決済用カードの用意

 モバイルICOCAを利用するには、「3Dセキュア」に対応する以下のブランドの決済用カードが必要です。

  • J-WESTカード(JR西日本と提携カード会社が共同発行するクレジットカード)
  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express

 なお、カード会社や券種によっては3Dセキュアの利用に当たって事前申し込みが必要な場合があります。詳しくはカード会社に問い合わせてみてください。

カード モバイルICOCAでは、3Dセキュア対応の決済用カードの登録が必須です。モバイルSuicaやモバイルPASMOでは決済用カードを登録しなくても使える仕組みがあるだけに、若干「ハードル」が高いように思います
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