楽天コミュニケーションズが4月3日、楽天モバイル回線を用いたMVNOサービス「モバイルデータ通信サービス」を法人向けに提供開始した。
モバイルデータ通信サービスは、MNO(楽天モバイル)とネットワーク設備を相互接続しりレイヤー2接続によって実現している。本サービスではデータSIMのみを提供する。
料金プランは、上りと下りともに高速通信を利用できる「スタンダードタイプ」と、上りは高速通信・下りは最大200kbpsに制限する「上り優先タイプ」に加え、上りも下りも200kbpsに制限する「IoTタイプ」の3種類を用意する。
料金はスタンダードタイプが月額363円/1GB〜3663円/50GB、上り優先タイプが月額308円/1GB〜7249円/400GB。IoTタイプはデータ容量の制限なしの月額363円。デジタルサイネージや業務用タブレット、監視カメラ、IoT機器などの利用を見込んでいる。
SIMの発注、開通、解約、利用停止・再開、オプションの付与、データ通信量の照会が可能なSIM管理コンソールポータルを提供する。オプションとして、複数回線でのデータシェア機能も提供する。
あわせて、他事業者のMVNOサービス提供を支援するMVNE事業も展開。モバイルワーカー向けのレンタルルーター事業や訪日外国人の短期利用プリペイドSIM事業などを想定する。同社は「楽天グループでMVNO事業を立ち上げた経験をもとにサポートする」としている。
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