OPPOの最新折りたたみスマホ「Find N2/N2 Flip」をじっくり試す Galaxyと比べてどう?(1/3 ページ)

» 2023年04月11日 10時00分 公開
[村元正剛ITmedia]

 OPPOが2022年12月にグローバルで発売した折りたたみスマホ「OPPO Find N2」と「OPPO Find N2 Flip」を使用する機会を得た。

 Find N2は、OPPO初の折りたたみスマホとして2021年12月に発売された「OPPO Find N」の後継機で横に開くタイプ。Find N2 Flipは初の縦折りタイプだ。どちらも日本での発売は未定。日本では2012年6月に発売された「OPPO Find X3 Pro」を最後に、同社のハイエンドモデルは発売されていない。よって、Find N2/Find N2 Flipも日本で発売される可能性は低いと思った方がいいだろう。

OPPO Find N2 左がOPPO Find N2、右がOPPO Find N2 Flip

 筆者がオウガ・ジャパンからお借りして使ったFind N2/Find N2 Flipは、どちらも中国向けで、日本の技適(技術基準適合証明)は取得されていない。そのため、短期間の実験などを目的とする「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に届け出をしてから試用した。

OPPO Find N2の折りたたみ時はコンパクト

 OPPO Find N2は閉じた状態では5.54型(2120×1080ピクセル)のディスプレイを利用でき、開くと7.1型(1792×1920ピクセル)の大画面ディスプレイを利用できる。折りたたみ時は14.6mmの厚さがあるものの、横幅は72.6mmと細く、片手で楽に操作できるサイズ感だ。日常的には折りたたんで使って、Webブラウザや動画を見たりする場合には開く、という使い分けができる趣向。

OPPO Find N2 折りたたみ時のサイズは72.6(幅)×132.2(高さ)×14.6(厚み)mm。重さはカラーによって若干異なるが、筆者が借りたブラックは233g
OPPO Find N2 開くと7.1型の大画面を使えるが、片手で何とかつかめる程度の大きさだ。折り曲がる部分のへこみはほとんど気にならない

 サイドフレームは硬質なメタル素材で、右側面にボリュームキーと電源キーを搭載。閉じた状態でも開いた状態でも操作しやすい。下部にUSB Type-CポートとSIMスロットを備えている。

OPPO Find N2 右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載。電源ボタンは指紋センサーを兼ねる
OPPO Find N2 底部にUSB Type-Cポート、SIMスロット、スピーカーを搭載。SIMスロットには2枚のnanoSIMを装着できる
OPPO Find N2 背中のヒンジ部。完全に開くと、ここは隠れる
OPPO Find N2 開いた状態の背面

 背面パネルはレザーの手触りで高級感がある。カメラフレームは艶消しのアルミ(だと思う)で、カメラで協業する「HASSELBLAD」のロゴが記されている。

OPPO Find N2 レザー仕上げの背面パネルはリッチな質感
OPPO Find N2 付属品一式。67Wの急速充電に対応し、67W対応のACアダプターも付属している

“ヌルサク”の操作感で、マルチタスク利用もスムーズ

 プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1(最大3.0GHz)で、メモリ12GB+ストレージ256GBという構成。なお、中国ではメモリ16GB+ストレージ512GBモデルも選べるようだ。OSはAndroid 13がベースのColorOS 13.0が初期搭載されている。

OPPO Find N2 ストレージの一部を使って、最大4GBのメモリを仮想的に増設することも可能
OPPO Find N2 中国向けなのでGoogleアプリは初期搭載されていなかったが、Googleモバイルサービスを使えるようにすることもできる

 動作性は非常に良く、いわゆる“ヌルサク”の操作感が得られる。開いた状態では、2本の指でスワイプするなどして簡単に画面を分割可能。マルチタスク操作がスムーズに行えて、さらに「計算機」「クイックメモ」などのアプリをフローティングで表示させることもできる。

OPPO Find N2 画面を分割して、2つのアプリを同時に利用可能
OPPO Find N2 一部のアプリはフローティング表示に対応
OPPO Find N2 バッテリー容量は4520mAhで、電池持ちは良さげ。省電力モードも備えている
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