サイバーセキュリティ連盟は、4月25日にWi-Fiを経由したサイバー攻撃での乗っ取り被害について注意喚起した。
企業をはじめ、一般家庭でもWi-Fiを経由したサイバー攻撃による乗っ取り被害が増加している。Wi-Fiが不正アクセスされると半永久的な情報が流出、発信元に書き換えられて犯罪元として使用される、スマートフォンなどの機器にマルウェア(ウィルス)を仕込まれて業務用PCをテザリング接続した際に会社の機密情報が盗まれるなどの被害が想定される。
同連盟は大型連休で帰省する場合、帰省先でもWi-Fiの設定を見直してほしいと呼びかけている。Wi-Fiルーターのチェックポイントとして型番、サポート期間、規格、管理画面パスワード、ファームウェアなどを挙げている。サポート期間が切れていた場合や規格が「WPA3」より古い場合は脆弱(ぜいじゃく)性などが改善されないため買い替える、初期設定のままのパスワードは複雑なものに変更する、ファームウェアは最新の状態を保つなどの対策を推奨している。
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