シャープが、スマートフォンAQUOSの新モデル「AQUOS R8」を発表。NTTドコモから2023年7月下旬以降に発売される。
同社は2023年夏商戦向けに、AQUOS R8と「AQUOS R8 pro」という2つのハイエンドモデルを投入する。AQUOS R8 proが先代「AQUOS R7」の純粋な後継機であるのに対し、AQUOS R8はproよりはややスペックを落としたモデルとなる。カラーバリエーションはクリームとブルーの2色展開。
AQUOS R8では、よりカジュアルにハイエンドスマホを使えるよう、必要十分な機能と気軽に使える仕様を追求した。プロセッサはSnapdragon 8 Gen2、メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GBを備える。ディスプレイは6.4型のフルHD+(1080×2340ピクセル)のPro IGZO OLEDを搭載しており、リフレッシュレートは1〜240Hzの可変駆動に対応している。AQUOS R7比でブルーライトを約50%低減できているのも特徴だ。
アウトカメラは有効約5030万画素の広角カメラと、有効約1300万画素の超広角カメラで構成される。AQUOS R8 proと同様、ライカが監修しているが、広角カメラのセンサーは「AQUOS sense7」と同じ1/1.55型で、レンズは「Hektor(ヘクトール)」を採用している。AQUOS R7から40%高速化したというHDR撮影や、素早くピントを合わせられる全面位相差AFにも対応している。
気軽に使えるよう、手に取りやすいサイズと重さ、耐衝撃性も重視した。まず、画面サイズを、現行スマホでは携帯性と大画面のちょうど中間点に位置する6.4型とした。さらに、バッテリー容量をAQUOS R8 proよりも小さな4570mAhに抑え、背面パネルをAQUOS R7比で52%軽量化することで、6.4型では通常180g〜190gするところ、170g台の軽さを実現した。さらに、ハイエンドAQUOSでは初となる、米国国防省が定めるMIL規格(MIL-STD-810G)の耐衝撃性能も確保している。AQUOS R8 proと同様、カメラリングを経由して熱を逃がす独自の放熱設計も採用した。
IPX5/8の防水とIP6Xの防塵(じん)、おサイフケータイ/NFCにも対応する。生体認証はマスク対応の顔認証と電源キー一体型の指紋認証を利用できる。SIMはnanoSIMとeSIMのDSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)をサポートしている。OSはAndroid 13をプリインストールしており、最大3回のOSバージョンアップと最大5年のセキュリティアップデートを保証する。
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