米Microsoftが5月16日(現地時間)、対話型AIサービス「Bing」の新機能を発表した。
iOSとAndroidで、Bingアプリのウィジェットをホーム画面に追加できるようになった。5月18日時点で、iPhone(iPhone 14 Pro)とAndroid(AQUOS R6)どちらもウィジェット追加できることを確認できている。これにより、Bingアプリを開くことなく、ウィジェットのBingアイコンをタップするだけでチャットが可能になる。マイクのアイコンをタップすれば音声でのチャットも可能。
Bingとのデスクトップ上での会話をスマートフォンでも継続できるようになる。会話を継続するには、デスクトップ版のオプションメニューからQRコードを表示させ、スマホで読み取る必要がある。この機能は5月22日週にiOSとAndroidに提供される予定。
ユーザーの入力傾向を学習するキーボードアプリ「SwiftKey」には、「Compose」機能を追加。これを活用すると、メッセージのトーン、形式、長さなど提案したパラメーターに沿ってテキストの下書きを作成できるようになるので、ビジネスメールの作成に役立つ。この機能はSwiftKeyキーボードの上部メニューにあるBingアイコンをタップして「Compose」を選ぶと利用できる。この機能は2週間以内にiOSとAndroidに提供される。
Android向けに提供されているSwiftKeyの翻訳機能が、5月22日週にはiOSにも提供される。
スマートフォン向けEdgeアプリでは、表示しているページの内容に関することをBingチャットで質問したり、要約をお願いしたりできる。例えば、レシピを調べている際、その料理に合ったワインを聞くことができる。記事やドキュメントを読んでいる際は、その内容の要約を依頼できるので、短時間で理解を深められる。さらに、ブラウザ上のテキストを選択してサブメニューからBingを選ぶと、その内容についてBingと会話して詳しく調べることもできるようになる。
「Skype」アプリもアップデートし、グループチャットにBingを加えられるようになった。会議やブレストなどSkypeで話し合った内容をBingにリストアップして、新しいアイデアを生成するよう依頼できる。これは@Bingのタグを付けるだけでよいという。この機能は数日内に利用可能なる予定。
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