8月2日〜6日の5日間に渡りパシフィコ横浜で開催されている、楽天グループ最大級の体験イベント「Rakuten Optimism 2023」。4日には「楽天モバイルは何が最強なのか」と題したトークパートがあったので、その模様をお伝えする。
……と唐突に最強といわれもピンとこないはずなので、まずは楽天モバイルが最強と銘打つ料金プランの概要から簡単におさらいする。プラン名は「Rakuten最強プラン」。3GBまでは月額1078円(税込み、以下同)、3GBから20GBまでは2178円、20GB超過後は3278円の3段階制となっている。
Rakuten最強プランでは、同社とKDDIとで結んだローミング協定により、楽天モバイルとパートナー(KDDI)回線のどちらも高速通信を無制限で利用できるようになった。東京都23区、名古屋市、大阪市を含む都市部の一部繁華街(屋外)で、6月1日以降順次、auの800MHz帯(プラチナバンド)によるローミングサービスが使えることも特徴だ。
楽天モバイル共同CEOの鈴木和洋氏は「大容量なのに低価格」である点をアピールし、Rakuten最強プランの登場でより最強になったとの考えを示した。これまでも実質的に使い放題ではあったが、Rakuten最強プランの提供開始後は「多くのデータ容量が消費されるようになり、中には1TBのデータ量を使う強者もいる」という。
他社と比べてどれほどのデータが平均的に使われているのか、という点について鈴木氏は比較データを用いてこう説明する。「楽天モバイルは平均29.9GBのデータ容量が使われているのに対し、他のキャリアの大容量プランは平均10GB程度にとどまる」と同氏。楽天モバイルのユーザーが低価格のプランで大容量のコンテンツなどを楽しんでいることの証であるようだ。
大容量のデータ容量を使えるのに月額3278円と安価な点が最強である理由の1つだと鈴木氏は話す。日本の携帯電話料金の低廉化にも貢献する楽天モバイルは、物価上昇の傾向が続く昨今においても「競争力のある価格」を維持し続けている。MMD研究所の調査によると、メインの携帯電話として使っている人は、77%以上が継続利用の意向を示しているという。Rakuten最強プランの発表後には42.3%が他社から楽天モバイルへの乗り換えを検討していることも分かっているという。
加入(申し込み)のしやすさも最強といえる理由の1つだと鈴木氏は説明する。恩恵を受けられるのはデータタイプに限定はされるものの、楽天会員IDと楽天カードをひも付けている18歳以上の人なら、最短数分程度ですぐに申し込みを完了できる。会場のスクリーンにはRakuten最強プランへアクセスできるQRコードが表示され、来場者がすぐにRakuten最強プランに申し込めるように促す場面もあった。
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