楽天モバイルが5月12日、新料金プラン「Rakuten最強プラン」を発表。6月1日から提供する。
月額1078円(税込み、以下同)で3GBまで、月額2178円で3GB超過後から20GBまで、月額3278円でデータ使い放題というプラン設計はRakuten UN-LIMIT VIIから継続する。
大きな違いが、パートナー回線(KDDI回線)の制限を撤廃したこと。Rakuten UN-LIMIT VIIでは、パートナー回線の高速通信は月間5GBに制限されており、5GBを超えると通信速度が1Mbpsに制限された。しかしRakuten最強プランではこの制限を撤廃し、パートナー回線でも無制限で高速データ通信を利用できる。また、楽天回線からパートナー回線への切り替えがスムーズになるよう改善する。
楽天モバイルは、2023年4月にKDDIと新たなローミング協定を締結。都市部の一部繁華街エリアを新たにローミングエリアに追加し、一部屋内エリアと郊外におけるローミング提供期限を2026年9月まで延長した。これにより、楽天モバイルの人口カバー率が他キャリアと同様に99.9%になるとしている。同社は「日本全国の通信エリアで高速データ通信が無制限」と訴求する。
Rakuten UN-LIMIT VIIの契約者は6月1日以降、自動でRakuten最強プランに移行する。
海外ローミングは引き続き、2GBまでは無料で利用できる。なお、パートナー回線(国内)のデータチャージやデータ残容量通知、データ高速モードの提供は6月1日で終了する。
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