すき間なく折りたためる「Galaxy Z Flip5」が9月1日に日本上陸 ドコモとauで取り扱い

» 2023年08月22日 10時00分 公開
[井上翔ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 サムスン電子ジャパンは8月21日、画面を折りたためるフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip5」をNTTドコモとau(KDDI/沖縄セルラー電話)を通して9月1日に発売することを発表した。同社主催で、発売記念キャンペーンも実施される。

Galaxy Z Flip5 Galaxy Z Flip5が日本でも9月1日に発売される
SC-54D NTTドコモ向けモデル「Galaxy Z Flip5 SC-54D」はMint、Graphite、Lavenderの3色展開となる
SCG23 au向けモデル「Galaxy Z Flip5 SCG23」はMint、Graphite、Creamの3色展開となる

Galaxy Z Flip5の概要

 Galaxy Z Flip5は、縦折り式のフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flipシリーズ」の第5世代となる。新機軸として「カバー(サブ)ディスプレイの大型化」と「ヒンジの構造の改良」が行われている。今回登場する日本向けモデルでは、オリジナル要素として「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)の搭載」と「日本語フォントの差し替え」が行われている。

裏面 日本向けモデルは、NFC(Type A/B)に加えておサイフケータイでも利用できる。裏面のNFC/モバイルFeliCaアンテナ付近には、モバイル非接触IC通信マークが印字されている(左がドコモ向けモデル、右がau向けモデル)

 SoC(プロセッサ)は、Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載している。このSoCは「Snapdragon 8 Gen 2」をベースにCPU/GPUコアの最大クロックを引き上げるなど、Samsung Electronics向けにカスタマイズされたものとなる。

 メインメモリの容量8GBで、内蔵ストレージの容量は256GBとなる。ただし、au向けモデル(Galaxy Z Flip5 SCG23)では、au Online Shop限定で内蔵ストレージを512GBに倍増した構成も用意する。microSDメモリーカードには対応しない。OSはAndroid 13をプリインストールする。

 メインディスプレイは約6.7型のDynamic AMOLED 2X(有機EL)で、解像度はフルHD+(1080×2640ピクセル)となる。リフレッシュレートは最大120Hzで、コンテンツに合わせて1Hz単位で自動調整する「アダプティブリフレッシュレート」にも対応する。

 カバーディスプレイは約3.4型のSuper AMOLED(有機EL)で、解像度は720×748ピクセルとなる。従来モデルのフレックスウィンドウ(約1.9型Super AMOLED/512×260ピクセル)と比べると、壁紙やウィジェットのカスタマイズが柔軟に行えるようになった他、メインディスプレイを開かずにメール/メッセージングアプリの返信を行えるようになった(※1)。

(※1)特定のアプリは、カバーディスプレイ内でアプリを開いて返信可能(要設定)。その他のアプリは、通知からのインライン返信に対応していれば対応可能

カバーディスプレイ 「フレックスウィンドウ」と名付けられたカバーディスプレイは、大型化されたことを生かしてより柔軟に利用できるようになった
メインディスプレイ メインディスプレイは最大120Hz駆動に対応する約6.7型Dynamic AMOLED 2Xを搭載している。解像度はフルHD+となる

 アウトカメラは約1200万画素の「超広角(F2.2/視野角123度)」と「広角(デュアルピクセル/光学式手ブレ補正/F1.8/視野角83度)」のデュアル構成となる。カバーディスプレイの大型化と機能改善もあって、アウトカメラを使った自撮りをより柔軟に行えるようになった。

 インカメラは約1000万画素(F2.3/視野角85度)のシングル構成となる。

アウトカメラ アウトカメラはデュアル構成で、カバーディスプレイを活用した自撮りも可能だ
インカメラ インカメラはシングル構成となる

 バッテリーは2基構成で、定格容量は合計3700mAhとなる。USB PD(Power Delivery)2.0による急速充電にも対応しており、25W出力の充電アダプターを用意すれば約30分で容量の50%の充電が行える。Qi規格のワイヤレス充電にも対応しており、他の機器に給電する「ワイヤレスパワーシェア」も利用可能だ。

 モバイル通信は5GやLTEに対応しており、SIMカードはnanoSIMとeSIMを利用できる。5Gネットワークにおける最高通信速度(理論値)は下りが4.9Gbps、上りが1Gbps(ドコモ向けモデル)または954Mbps(au向けモデル)となる。その他、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3での通信も可能だ。生体認証は指紋認証(電源ボタン一体型)に対応している。

 ボディーサイズは、折りたたみ時が約71.9(幅)×85.1(高さ)×15.1(厚さ)mm、展開時が約71.9(幅)×165.1(高さ)×6.9(厚さ)mmとなる。ヒンジの改良によって、折りたたんだ際の厚みが先代から約2mm薄くなり、隙間もほぼなくなった。引き続き、IPX8等級の防水性能も確保している。重量は約187gだ。

 カラーはMint(ミント)とGraphite(グラファイト)の他、ドコモ向けモデル(Galaxy Z Flip5 SC-54D)にはLavender(ラベンダー)、au向けモデル(Galaxy Z Flip5 SCG23)にはCreamが用意されている。なお、au向けの512GBモデルはGraphiteのみとなる。

左側面 閉じた状態の左側面。ミリ波(28GHz帯)用のアンテナとnanoSIMカードスロットがある……のだが、元Flip3ユーザーとしては、キッチリと端末を閉じられていることの方が気になる
右側面 閉じた状態の右側面,ボリュームボタンと指紋センサー付きの電源ボタンがある
ヒンジ ヒンジ部分の金属カバーの刻印は、日本固有の「Galaxy」ロゴから、海外モデルと同様の「SAMSUNG」ロゴに変更された。日本向けモデルの目立つ識別ポイントは、背面のモバイル非接触IC通信マーク(と、ドコモ向けモデルの場合はNTTドコモロゴ)のみとなった

発売記念キャンペーン

 発売を記念して、サムスン電子ジャパンは2つのキャンペーンを開催する。

発売記念キャンペーン(9月30日購入分まで)

 9月30日までに購入した上で「Samsung Members」アプリで応募すると、もれなくワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds2」がもらえる。

 さらに、8月31日までに予約した上で購入すると、5000円分のdポイント(ドコモ向けモデル)またはau PAYギフトカード(au向けモデル)も追加で贈呈される。

Wストレージキャンペーン(au向けの512GBモデルのみ)

 8月31日までにau向けの512GBモデルを予約した上で、9月14日までに購入すると、Galaxy Buds2と、256GBモデルとの差額相当分のau PAYギフトカードがもれなくプレゼントされる。Samsung Membersアプリでの応募が必要だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年