Googleは10月1日、スマートフォン(Android/iOS)向けのキーボードアプリ「Gboard」の自作モデルを公開した。
ユニークな文字入力の実現に向け、Googleは2016年に「物理フリックバージョン」、2019年に「Gboardスプーン曲げバージョン」、2021年に「Gboard湯呑みバージョン」、2022年に「Gboard棒バージョン」を公開してきたが、今回は頭に乗せて持ち運べる自作キーとなる。
頭に乗せたデバイスは左右に回して使う。回した角度によって入力する文字を調整し、片手でデバイスを押すことで確定できる。余談だが、Googleは「使うほど頭がよく鳴る」と軽いジョークをかましている。シンプルなハードウェアとして、持ち運んで“帽険”もとい冒険したくなる――そんなデバイスなのだろう。
それはさておき、キーボードの「キー」にフォーカスして開発されたこの入力デバイスは、Googleいわく肌身離さずに持ち運びやすいキーボードだという。制作方法は特設サイトにて公開されている。
また、拡張モジュールとして、形崩れ防止のメッシュモジュールや、落下を防ぐためのあごひもの「Caps Lock モジュール」など、これまでにない画期的な機能も取りそろえたという。
Googleは今後、リバーシブルの紅白バージョン、ディスプレイ内蔵バージョン、スマホケース付きバージョン、太陽光発電バージョ ンなど、利用シーンに適したさまざまなデザインの検討も明らかにしている。
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