日本郵政と日本郵便は10月12日、「郵便局アプリ」の提供を始めた。既に公式のアプリとしてApp StoreとGoogle Playで無料配信されている。荷物の配送状況の確認や送り状の作成などが簡単に行えるという。
郵便局アプリは日本郵政グループが推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)化の一環で、同グループとユーザーとの新たな接点として提供するアプリ。日本郵政の増田寛也社長は6月27日の会見で「当グループのDXの取り組みが遅れていた」と述べていた。同グループはデジタル社会への乗り遅れを防ぎたい考え。
郵便局アプリは現在提供されている「日本郵便アプリ」「ゆうパックスマホ割アプリ」の送り状作成機能や、郵便局/ATMの検索、郵便ポストの場所、郵便物などの回収時刻、投函口のサイズの検索が行える。他にも一部の郵便局の混雑状況をアプリで確認できるようになる。これらの機能はまず全国34の郵便局から利用可能になり、徐々に利用できる郵便局が増える見込み。
日本郵政と日本郵便は「郵便局のサービスの内、利用頻度の高い郵便、物流を中心とした機能を郵便局アプリに実装させ、ゆうちょ銀行やかんぽ生命のWeb、アプリとの連携も図り、さまざまな機能を段階的に実装予定」と説明。その上で「ユーザーファーストのUI/UXを目指したい」としている。
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