米Qualcomm Technologiesは10月17日(現地時間)、米Googleと協力し、「Wear OS」の次世代ソリューションを強化する「RISC-V」ベースの「Snapdragon Wear」向けプラットフォーム(SoC)を開発すると発表した。
RISC-Vは2010年、カリフォルニア大学バークレイ校のコンピュータサイエンス科が開始した、新しいプロセッサ命令セットを開発するためのオープンソースプロジェクト。GoogleとQualcommは2015年からプロジェクトに参加している。
Qualcommは、「AndroidエコシステムにRISC-V互換CPUを導入するための重要なマイルストーン」だとしている。
RISC-Vは柔軟性に優れており、(ライセンス不要な分)低コストだ。シンプルな命令セットで電力効率の高いプロセッサを実現可能な点が特徴とされており、これにより、低消費電力で高性能なシステム構築が期待できる。
QualcommとWear OSチームは既に作業を進めており、「商用製品の発売時期は後日発表する」という。
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