2023年12月7日〜2023年12月13日
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年12月4日から2023年12月13日までの7日間について集計し、まとめました。
アクセス数の1位は、スマートフォンの「テザリング(インターネット共有)」を使うのが面倒と感じる理由をまとめた記事でした。
確かに、スマホやタブレットのテザリングは有効化するために一定の操作が必要で、それが面倒と感じることもあります。Mac(macOS)ならiPhoneのインターネット共有をリモート操作でコントロールできたり、Windows PCでもサムスン電子のGalaxyシリーズ限定ですがリモート総裁でテザリングをオンにできたりします(※1)。しかし、ご覧のようにPCからのリモート操作でスマホ/タブレットのテザリングを制御できる環境は、今のところ限られています。
OneUI 4.1.1以降をインストール済みのGalaxyシリーズ本体と、Windows 11(バージョン22H2 ビルド22621以降)をインストール済みのPCが必要です(互いのリンクアプリも最新にしておきましょう)
「だったらモバイルルーターを持ち歩けばいい」という意見もあるでしょう。これなら、PC側の操作をせずとも、事前にルーターのSSID(アクセスポイント名)の設定を済ませてあればすぐつながります。しかし、ルーターの充電も必要になるので、別の意味で面倒です。
テザリングも面倒で、モバイルルーターも面倒――そう考える人にお勧めしたいのがモバイル通信モジュールを内蔵したノートPCです。最近はeSIM対応の機種も増えており、au(KDDI)の「LTEデータプリペイド」なら、Windowsの設定画面からオンライン契約も可能です。
確かに、モバイル通信対応のノートPCはテザリングの煩わしさはもちろん、モバイルルーター(あるいはテザリングに使うスマホ/タブレット)の充電の手間から解放されて便利です。ノートPCを買うならモバイル通信モデルを真っ先に検討すべきだとも思います。
しかし、「スマホ/タブレットとは別の通信契約が必要」「バッテリーの消費が激しい」という新たな問題が発生します。前者は親回線とひも付けるデータプラン(NTTドコモなら「5Gデータプラス」)をうまく活用すれば何とかなるのですが、後者はいかんともしがたいのです……。メーカー直販のカスタマイズ(BTO/CTO)で、バッテリーの容量を選択できる場合は断然“大容量”の方を選んだ方がベターです。モバイル通信対応のノートPCを買って、モバイル通信って意外と電力を使うんだなと改めて思いました(モジュールがこなれてないだけかもしれませんが……)。
どの方法にしても長短が入り交じっているので、自分の性格に一番合う方法はどれなのかを見極めることが大事です。皆さんはテザリング派ですか? モバイルルーター派ですか? それともモバイル通信対応PC派?
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