2023年に中古スマホで最も流通した機種は「iPhone 8」、メルカリがシェア過半数 リスマが調査

» 2024年01月15日 17時29分 公開

 リスマは、1月15日にフリマアプリ市場での「中古スマートフォン取引実績調査レポート(2023年1月〜12月)」を公表した。

リスマ フリマアプリ市場での「中古スマートフォン取引実績調査レポート(2023年1月〜12月)」を公表

 フリマ4サービス「メルカリ」「Yahoo!オークション」「楽天ラクマ」「ムスビ―」の中古スマホの流通金額は約229億円(前年比111.6%)、成約台数は約77.9万台(前年比112.0%)と前年から流通金額、取引件数とも増加。メルカリは金額/件数ともに最大で、流通金額は約126億円、成約件数は約42.9万件となった。

リスマ フリマ4サービスのシェアではメルカリが過半数を占める

 流通金額を成約件数で割って取引単価を算出したところ、メルカリの2万9377円に対し楽天ラクマは5万744円と平均単価に2万円以上の差がついた。これは「ラクマ公式ショップ」での中古販売がけん引した結果と見られ、状態のいい中古スマホの販売が増加した他、信用力のあるリユース業者の販売で個人間取引よりも高い価格での売買につながったと推測している。また、楽天ラクマでは未使用品の「Sランク」出品比率が他のサービスに比べて高く、性能や安心感を求める層から支持も伺える。

 中古スマホの機種別ランキングではトップ10をiPhoneが独占し、2番手のGalaxyのシェアと比較して10倍以上の差がついた。流通金額ベースではiPhoneの14 Pro Max(流通金額約11.7億円)、台数ベースではiPhone 8(成約件数約4.5万台)が最多で、成約件数のピークは新型「iPhone 15」シリーズの発売に伴う買い替えが進んだ2023年10月となった。

リスマ 中古スマホの機種別ランキング

 新たにバッテリー性能残量別の単価を調査したところ、バッテリー性能を90%以上の平均単価は4万6626円、80%未満の平均単価は1万9875円で、バッテリーの劣化でリセールバリューが平均57.4%下落することが分かった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月06日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  9. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー