「ビックリマン」がスマホアプリで登場、シールの収集も可能……それと同時によみがえった少年時代の“苦い思い出”ふぉーんなハナシ

» 2024年01月20日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 マーベラスが、2024年にスマートフォン向けにシールコレクションRPG「ビックリマン・ワンダーコレクション」をリリースする。詳しい配信時期は未定だが、現在、App StoreとGoogle Playにて事前登録を受け付けている。

ビックリマン 2024年にiOSとAndroidで配信予定の「ビックリマン・ワンダーコレクション」

 ビックリマンは、1985年に発売されたウエハースチョコレート「ビックリマンチョコ」に付いているシール。「悪魔 vs 天使」と題したストーリーが大ヒットし、アニメやマンガでも展開された。悪魔、天使、お守りのシールに加え、キラやホログラムで加工されたレアなシール「ヘッド」も入っており、当時の子どもたちはシール集めに夢中になった。

ビックリマン 1985年に発売されたビックリマンチョコ。スーパーゼウスが悪魔をつえでたたくイラストがおなじみだ。ちなみにパッケージにある「はられたらはりかえそう」は、当初のコンセプトだったが、ブームになってコレクション熱が高まってからは、実践する人はほぼいなかった

 当時小学生だった筆者もビックリマンシールの収集にハマり、ビックリマンが特集されていた「コロコロコミック」も、毎月食い入るように読んでいた。ビックリマンチョコは当時、1個30円(消費税のない時代)だったので、子どもの小遣いでも買いやすいものだった。ただ、あまりに人気だったので、店舗によっては「1人●個まで」と購入制限を課しているところもあったほど。筆者のように「箱買い」を夢見た少年も多かったはずだ。

 またシールは単なるオマケではなく、天使と悪魔の戦いというストーリー性もあり、特定のキャラクターに感情移入した人も多かった。今で言う「推し」の概念だ。筆者は「アリババ神帝」がデビルホールに吸い込まれて「ゴーストアリババ」に変貌を遂げてしまったことに大変ショックを受けたことを覚えている。

 そんなビックリマンがスマホのアプリで楽しめるようになる。これは、ビックリマンの39周年を記念してスマホアプリ化されたという。39年とは何とも中途半端だが、「愛されて39周年(サンキュー周年)」と銘打っているので、39年前に熱狂した人たちに感謝の気持ちを表明したかったのだろう。

 さて、ゲームの内容だが、全てオリジナルストーリーが展開され、ゲームオリジナルのキャラクターも登場するとのこと。パーティーを使ったバトルが楽しめることも明かされている。1パーティー4体のキャラクターを選び、最大3パーティーの計12体でのバトルを楽しめる。さらに、天使と悪魔を交えたパーティーも作成でき、キャラクターによってはゲージをためて「奥義」を発動できるという。

ビックリマン
ビックリマン 天使と悪魔で共闘できるというバトルシステム

 ビックリマンのアイデンティティーでもあるシールのコレクションも可能だ。シール図鑑から、シールの表や裏面の説明を見られる。ゲームをシールはコンプリート可能だが、オリジナルキャラクターは、ガチャから排出されるとのこと。

ビックリマン ゲームを進めるとシールをコレクションできるようになる

 登場する主なキャラクターは100体以上で、スーパーゼウス、スーパーデビル、聖フェニックス、サタンマリア、始祖ジュラ、ヤマト王子、十字架天使、天子男ジャック、鬼ガシ魔、魔人ドジキュラー、珍カーベル、ココホレワン助などを予定している。

 基本プレイは無料だが、一部アイテム課金がある。

 事前予約開始を記念して、ビックリマン・ワンダーコレクション特製ブランケット&ブランケットケースと、QUOカードPay500円分を抽選でプレゼントするキャンペーンを実施する。ブランケットには、ビックリマンの顔ともいえるスーパーゼウスが描かれている。

ビックリマン キャンペーンでプレゼントされるブランケット

 ビックリマンのスマホアプリ登場の知らせを聞いて、シールを集めていた当時の思い出が一気によみがえってきた。……と同時に、悲しい思い出もよみがえってきた。というのも、筆者のビックリマン収集は、とある事件をきっかけに終わってしまったからだ。

 細かな経緯はおぼろげだが、ある日、近所の公園で遊びに行くときに、ビックリマンのコレクションを持ち出した。このコレクションをベンチかどこかに置きっぱなしにしたところ、気付いたらなくなっていたのだ。さすがにむき出しで置いていたわけではなかったと思うが、なくなっていたことは覚えている。誰かに取られたのか、どこかに落としたのかは定かでないが、一緒にいた友達に聞いても「知らない」とのこと。真相は不明のままだが、この一件でビックリマンの収集熱は一気に冷めてしまったのだった。

 そもそも大事なコレクションを外に持ち出すことが間違いだったのだが、当時はシールを皆で見せ合って、自慢するのが楽しく、レアなシールを持っていることが子どもたちの間で一種のステータスになっていた。しかしシールを置いて目を離したことはうかつだった……。

 そんな苦い思い出のあるビックリマンだが、スマホアプリで集めるなら、なくしたり、取られたりする心配はない。筆者は現在「ポケモンGO」以外のゲームには手を出していないが、これは期待せずにはいられない。少年時代のワクワクを思い出しながら、そして苦い思い出を楽しい思い出に上書きできるといいなと思っている。あ、課金はそんなにしない……と思います。

(C)LOTTE/ビックリマンプロジェクト (C)Marvelous Inc.


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