10周年のmineoが目指す「長く使ってもらえるサービス」とは ガイドライン改正が追い風に(1/3 ページ)

» 2024年01月30日 21時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 オプテージのMVNOサービス「mineo」が2024年6月に10周年を迎える。これに先駆け、同社は1月30日にオンラインで会見を開催した。2024年の展望とともに、通信品質の改善に向けた取り組みや、長期利用特典の見直しなどを発表した。

 コンシューマ事業推進本部でモバイル事業戦略部長を務める松田守弘氏と、モバイル事業戦略部の田村慎吾氏が登壇し、サービスのアップデートを説明した。記事内の価格は全て税込み。

mineo オプテージ 10周年 オンライン会見に登壇した、コンシューマ事業推進本部でモバイル事業戦略部長を務める松田守弘氏(画像=左)と、モバイル事業戦略部の田村慎吾氏(画像=右)

mineoは2023年12月末で126万回線に 使い放題のマイそくが人気

 会の冒頭、松田氏は「この先も長く愛されるmineoを目指し、サービスのアップデートを行う」と宣言。 mineoがファンから選ばれ、使い続けてもらえるサービスであり続ける、という決意の表れだった。

 そんなmineoは自社回線設備を持たず、MNO設備の一部を借り受けて、割安な価格でサービスを提供するMVNOという立ち位置で、2014年6月にスタートした。

 田村氏はmineoが2023年12月末時点で126万回線を突破したこととともに、「めまぐるしく環境が変化する中で“fun with fans”、つまりファンと共創していくというブランドステートメントのもと、mineoのサービスを提供してきた」と振り返る。

mineo オプテージ 10周年 mineoはブランドステートメント“fun with fans”に基づき、これまでも独自性を持ったサービスを武器に事業展開を進めてきた

 mineoは、毎月使用可能なデータ容量で選ぶ「マイピタ」で約7.8万回線、月曜日〜金曜日の12時〜13時の通信速度が制限される代わりに、データ使い放題になる「マイそく」で約12万回線を獲得した。特にマイそくは契約回線数にも表れているように、類を見ないユニークなプランであることへの関心値が高いようだ。

mineoは長期的に利用されるサービスへ 新しいロゴ発表

 10周年を迎えるに当たって、mineoは新しいロゴを発表。そのロゴは「イカをモチーフにしてデザインされたもの」(田村氏)だが、「10周年と足10本のイカをかけている、という安直な意味だけでなく、「かめばかむほど味が出て、癖になるスルメイカのように、長く愛されるサービスでありたい」(田村氏)との考えから、このようなロゴとなったのだという。

mineo オプテージ 10周年 イカのようなロゴは10周年を迎えるに際して作成された。田村氏は、かむほど味が出るスルメイカのように、mineoを長く使ってもらえるような個性のあるサービスに成長させたいとの考えを示す

 長く使ってもらうスローガンを掲げたmineoは1月30日に大きく2つのアップデートを発表した。

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