オプテージのMVNOサービス「mineo」が2024年6月に10周年を迎える。これに先駆け、同社は1月30日にオンラインで会見を開催した。2024年の展望とともに、通信品質の改善に向けた取り組みや、長期利用特典の見直しなどを発表した。
コンシューマ事業推進本部でモバイル事業戦略部長を務める松田守弘氏と、モバイル事業戦略部の田村慎吾氏が登壇し、サービスのアップデートを説明した。記事内の価格は全て税込み。
会の冒頭、松田氏は「この先も長く愛されるmineoを目指し、サービスのアップデートを行う」と宣言。 mineoがファンから選ばれ、使い続けてもらえるサービスであり続ける、という決意の表れだった。
そんなmineoは自社回線設備を持たず、MNO設備の一部を借り受けて、割安な価格でサービスを提供するMVNOという立ち位置で、2014年6月にスタートした。
田村氏はmineoが2023年12月末時点で126万回線を突破したこととともに、「めまぐるしく環境が変化する中で“fun with fans”、つまりファンと共創していくというブランドステートメントのもと、mineoのサービスを提供してきた」と振り返る。
mineoは、毎月使用可能なデータ容量で選ぶ「マイピタ」で約7.8万回線、月曜日〜金曜日の12時〜13時の通信速度が制限される代わりに、データ使い放題になる「マイそく」で約12万回線を獲得した。特にマイそくは契約回線数にも表れているように、類を見ないユニークなプランであることへの関心値が高いようだ。
10周年を迎えるに当たって、mineoは新しいロゴを発表。そのロゴは「イカをモチーフにしてデザインされたもの」(田村氏)だが、「10周年と足10本のイカをかけている、という安直な意味だけでなく、「かめばかむほど味が出て、癖になるスルメイカのように、長く愛されるサービスでありたい」(田村氏)との考えから、このようなロゴとなったのだという。
長く使ってもらうスローガンを掲げたmineoは1月30日に大きく2つのアップデートを発表した。
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