Google I/O 2024で何が出る? 「Pixel 8a」発表は濃厚、「Pixel Fold 2」は新チップ搭載で登場か

» 2024年03月19日 17時32分 公開
[山本竜也ITmedia]

 Googleは3月15日、年次開発者会議Google I/Oを5月14日10時(日本時間5月15日2時)に開催すると発表しました。会場は、Google I/Oではおなじみのカリフォルニア州マウンテンビューのショアラインアンフィシアターです。現地参加はごく少数の招待者に限られますが、基調講演はライブ配信が行われる予定です。

Google I/O 2024 日本時間で5月15日に開催されるGoogle I/O

 Google I/Oは開発者会議なので、基本的にはコード関連の話題が中心ではありますが、毎年新サービスやAndroidの新バージョン、そして新ハードの発表やチラ見せが行われてもいます。

 2024年のGoogle I/Oに関しては、恐らく話題の中心はAI関連になるでしょう。Googleは大規模言語モデルとしてGeminiシリーズを2023年のGoogle I/Oで発表。大規模言語モデルと画像生成モデルを組み合わせたマルチモーダルAIであり、2月にはこれまで「Bard」として提供していたAIチャットを「Gemini」に改名。また、Pixel端末のGoogle アシスタントをGeminiに置き換えようとしています

Google I/O 2024 Googleの生成AI「Gemini」

 Geminiに関しては、ポリコレに過度に配慮した結果、不適切な画像を生成するようになったとして2月下旬から人物画像の生成機能を停止しています。この機能自体はGoogle I/Oまでに復活するとは思いますが、このあたりの話題は触れられるでしょう。AI関連は技術的な話が中心で、一般ユーザーに分かりやすい新機能の発表は少ないと考えられますが、次期Android 15に絡めた新機能は出てくるかもしれません。

 Android 15は、2月に開発者向けのプレビュー版の提供が開始されています。今のところ、新機能としてはプライバシー関連の強化やヘルスコネクトのサポート追加、ファイルの整合性チェックが行える新しいAPI、部分的な画面共有、アプリ内カメラコントロールの新機能などが発表されています。Google I/Oでは、「かこって検索」や「音声消しゴムマジック」などのように、Android向けの新しいAI機能の発表も期待できます。

 このAndroid向けの新AI機能は、秋に発表されるであろうPixel 9シリーズで最初に使えるようになるはずです。そこで気になるのが、Google I/OでPixel 9や他のハードウェア製品の発表があるのかどうかということです。

 2023年のGoogle I/Oでは、廉価版のPixel 7aの他、Google初の折りたたみ端末であるPixel Fold、スマートディスプレイにもなるPixel Tableが発表されています。

Google I/O 2024 2023年のGoogle I/Oで発表されたPixel Fold、Pixel 7a、Pixel Tablet

 2024年は、Pixel 8aについてGoogleがその存在を明らかにしており、Google I/Oでの発表が確実視されています。2023年9月にリリースされたAndroid 14 QPR1では、バッテリーの製造日と充電回数を表示する機能が追加されていたのですが、この機能が3月のアップデートで使えなくなりました。このため、ユーザーがGoogleに問い合わせを行ったところ、「この機能はPixel 8a以降でのみ有効になっており、意図通りの動作である」との回答があったことから、Pixel 8aの存在が明らかになったというものです。

 この他、Pixel 8aはデザイン的にはPixel 8とほぼ共通であり、バッテリー容量が4942mAhという大容量になるとのうわさも出ています

 ハードウェアではもう1つ、「Pixel Fold 2」の存在も気になるところです。このところうわさが多く出てきているため発表が近いとみられており、2024年同様にGoogle I/Oでの発表が期待されています。

 Pixel Fold 2のうわさを簡単にまとめると、以下のような感じです。

  • 内側ディスプレイが7.9型(初代は7.6型)、外側ディスプレイが6.4型(初代は5.8型)に大型化
  • 背面カメラがカメラバーから背面左上に移動
  • メモリ16GB(LPDDR5)で、ストレージは256GB(UFS 4.0)
  • SoCには、新しいTensor G4を搭載

 この中で気になるのが、Tensor G4を搭載するといううわさです。Tensor G2を搭載した初代Pixel Foldは、5月のGoogle I/Oで発表され米国では6月発売、日本では7月末に発売されました。しかし、10月にはTensor G3を搭載したPixel 8が発売され、20万円を超える高価格帯の端末ながら、わずか3カ月ほどで「1世代前のSoCを搭載するモデル」となってしまいました。

 これには、国内外で批判が強かったようなので、Pixel Fold 2で同じ轍(てつ)を踏むようなことはしないでしょう。このため、Pixel Fold 2にTensor G4が乗る可能性は高く、その場合はGoogle I/Oでは発表されない、あるいはGoogle I/Oで簡易的にお披露目だけし、発売自体は夏以降となる可能性がありそうです。

 いずれにしろ、これらは全てうわさに過ぎません。正確なところは「Googleのみぞ知る」ことであり、Google I/Oを期待したいところです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  3. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  4. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  5. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  6. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年