「Xperia 1 VI」は何が進化した? 21:9比率/4Kディスプレイ廃止の理由は? 「Xperia 1 V」と比較しながら解説(3/3 ページ)

» 2024年05月16日 12時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
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ハイレゾ対応に3.5mmイヤフォンジャックの継続搭載も

 オーディオについてもチェックしたい。Xperia 1 VIは従来同様、他社製スマートフォンとは異なり、LとRのどちらもユーザーに向く、フルステージステレオスピーカーを採用している。ステレオ感が増すだけでなく、より音場を再現しやすい。公式サイトでは「臨場感のある」と表現されることが多い。

Xperia1VI XperiaV 比較 上部には受話口/スピーカーが内蔵されている
Xperia1VI XperiaV 比較 肉眼でも写真でも確認しづらいが、ユーザーに向くフロントスピーカーが配置されている

 ただ、実際の聴き比べはできていないため、Xperia 1 Vよりどのような音が聞こえやすくなったのかなど、詳細なレポートはここでは避けたいが、「一層力強いサウンドとなっている」とのことなので、Xperia 1 VIとXperia 1 Vの実機を試す機会があれば比較したい。

Xperia1VI XperiaV 比較 オーディオの設定には音質が選べる項目があるが、イラストが大きく表示され、より分かりやすいUIに進化した

 2022年、「Xperia 1 IV」の登場に合わせてクリエイター向けに用意された録音アプリ「Music Pro(プロレベルの録音は月額580円)」や、3.5mmイヤフォンジャックの搭載、ソニー独自AI技術で高音域の表現力などが向上する「DSEE Ultimate」、ストリーミングサービスなどの音源を立体的なサウンドに変換する「360 Upmix」への対応は先代から継承している。

Xperia1VI XperiaV 比較 Xperia 1 IVとともに登場した「Music Pro」アプリはXperia 1 VIでも使える

 ゲームに最適な超低遅延などを実現する次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」、スマートフォンからハイレゾを含む音源をイヤフォンにワイヤレス(Bluetooth)で伝送する際、音質の劣化を抑えるソニー独自開発のコーデック「LDAC」にも対応している。

Snapdragon 8 Gen 3を搭載、最大1.5TBのmicroSDXCを利用可能

 最後にその他のスペックを比較したい。

 ネットワークについては、5Gで使用されるミリ波帯とSub-6帯を利用できる。プロセッサはXperia 1 Vが「Snapdragon 8 Gen 2」だったのに対し、Xperia 1 VIは「Snapdragon 8 Gen 3」となる。外部ストレージについて、Xperia 1 Vは最大1TBのmicroSDXCをサポートしていたが、Xperia 1 VIでは最大1.5TBのmicroSDXCを搭載できる。

 バッテリーの容量は5000mAhでXperia 1 Vと変わらない。数年後に確保できるバッテリーの最大容量も同じだが、Xperia 1 Vでは3年後の最大容量が80%とうたっていたのに対し、Xperia 1 VIでは4年後で80%と長期的な利用を見込めるという。30Wの急速充電対応アダプター「XQZ-UC1(ソニーストア価格は5480円)」を使用すると、30分で50%までの充電が可能。ワイヤレス充電や他のデバイスへの給電機能は継承している。

Xperia1VI XperiaV 比較 バックグラウンドでの通信や位置情報を制限するなどして消費電力量を抑え、バッテリーを長持ちさせる「STAMINAモード」はXperia 1 VIでも利用できる
Xperia1VI XperiaV 比較 充電端子は1 Vから変わらずUSB Type-Cだ

 プリインストールOSはXperia 1 VがAndroid 13だったが、Xperia 1 VIではAndroid 14となっている。OSのアップデートは最大3回、セキュリティの更新は4年間行われる予定だ。Xperia 1 Vと比べると、OSアップデートが1回増え、セキュリティアップデートの期間が1年延長された。

Xperia1VI XperiaV 比較 Xperia 1 VIはAndroid 14をプリインストールする。クイック設定パネルに表示されるアイコンはタイルのように分かれて表示される

 サイズと重量はXperia 1 Vが約71(幅)×165(高さ)×8.3(奥行き)mm/187gだったのに対し、Xperia 1 VIでは約74(幅)×162(高さ)×8.2(奥行き)mmで、重量は192gとなった。サイズは横幅が3mm増して、高さが3mm低くなり、奥行きが1mm減ったことになる。重量は5g重くなった。

Xperia1VI XperiaV 比較 電源ボタンや音量調整ボタンなどの配置はXperia 1 Vと同じだ
Xperia1VI XperiaV 比較 アンテナラインがあるのも変わらない

 このため、冷却構造や3.5mmオーディオジャック、HDMI出力ポート(1080p/120Hz出力に対応)、LANポートなどを併せ持つゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」は流用できなくなった。

Xperia1VI XperiaV 比較 Xperia 1 IVと1 Vで使えた「Xperia Stream for Xperia 1 IV」はXperia 1 VIでは使えなくなった
Xperia1VI XperiaV 比較 Xperia 1 VIと、Xperia 1 Vのスペック比較表
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