「Xperia 1 VI」は何が進化した? 21:9比率/4Kディスプレイ廃止の理由は? 「Xperia 1 V」と比較しながら解説(2/3 ページ)

» 2024年05月16日 12時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ディスプレイはこだわりの21:9廃止 横幅は少し増す

 ディスプレイに関しては、大きく2つの変更点がある。1つはアスペクト比だ。ソニーは2019年のXperia 1から一貫して21:9のアスペクト比にこだわっていたが、Xperia 1 VIではアスペクト比を21:9から19.5:9に変更した。横幅は少し増してスリムな見た目ではなくなった。

Xperia1VI XperiaV 比較 アスペクト比が21:9から19.5:9に変更となった
Xperia1VI XperiaV 比較 コンテンツによっては上下に黒帯が出てしまう

 そもそもXperia 1が21:9だった理由は、モバイルで映画館さながらの映像を撮影し視聴できる点、2つのアプリを1画面に大きく表示できる点が大きい。映像配信サービスでは「Netflix」、ゲームでは「FORTNITE」「ASPHALT9」などが21:9で楽しめる、というのが売りになっており、世代が進んでもそのこだわりは変わらなかった。

 一方で、ターゲットユーザーの意見やスマートフォンの使い方を踏まえ、19.5:9に変更せざるを得なくなったという。背景にあるのはSNSの普及だ。例えば、Instagramでは1:1の正方形、縦長の投稿には4:5の比率、横長の投稿には1.91:1が使われており、21:9をフルに生かせない。

Xperia1VI XperiaV 比較 やや小太りになったXperia 1 VI(写真=右)。細長い方がXperia 1 V(写真=左)
Xperia1VI XperiaV 比較 縦横比に「19.5:9」の選択肢はない。選択できるのは4:3、3:2、16:9、1:1だ

 もう1つの変更点は解像度。バッテリー持ちの改善を図るため、これまでの4KからフルHD+に下げた。X(旧Twitter)では「スマートフォンに4K解像度のディスプレイは必要ないのではないか」という意見が多く上がっていた。まさしく4K解像度で視聴できるコンテンツはフルHDに比べて少ないため、宝の持ち腐れとなっていた。

 解像度が4Kだと消費電力量が多くバッテリーの持続時間に大きく影響するため、フルHD+という解像度は現実的な落としどころだといえる。

 なお、パネルは液晶ではなく、引き続き有機ELを採用している。ディスプレイの大きさは約6.5型で変わっていないが、輝度はXperia 1 V比で50%明るくなったという。Xperia 1 Vにはなかった「サンライトビジョン」という新機能が追加され、直射日光下でもディスプレイの輝度を保ち、視認性を確保できるという。

 画質についても進化している。Xperia 1 VIではソニー独自のAI画質調整技術で、高精度に「BRAVIA」の色彩、質感、立体感を再現している。

 BRAVIAとXperiaそれぞれの画面色を測定し、そのカラーデータを比較。10億色のカラーテーブルを用いながら画質エンジニアが味付けした。生成したパラメータをXperiaに持たせることで、精緻にBRAVIAの色彩、質感、立体感を再現できる他、静止画と動画でパラメータを分け、コンテンツによって最適な画質を実現する。さらに、工場で出荷前に1台ずつホワイトポイントを調整しており、個体差が出ないようにしているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月11日 更新
  1. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  2. 楽天モバイル+ドコモ回線がセットの格安SIM「NYCOMO(ニコモ)」 月額4928円でデータ無制限+3GB (2026年02月10日)
  3. auの「iPhone 17(256GB)」、MNPとUQ mobileからの乗り換えで2年6400円に (2026年02月09日)
  4. Amazonで整備済み「iPad(第8世代)」128GBモデルが3万5800円 10.2型ディスプレイ搭載 (2026年02月09日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. KDDI、「副回線サービス」の一部を8月末に終了 “Starlink”や“00000JAPAN”などの代替手段があるため (2026年02月11日)
  7. 財布に入る、カード型の使い切りモバイルバッテリー登場 発火リスクの低いリチウムマンガン電池を採用 (2026年02月09日)
  8. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  9. 「MNP短期解約を対策してほしい」――携帯4キャリアが訴え 電気通信事業法のルールが足かせに (2026年01月20日)
  10. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【2月10日最新版】 お得な月額割引や激安スマホも (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年