「Pixel 9」シリーズをお得に買う方法【2024年9月版】 Googleストアがお得だが、購入は待つべき(2/2 ページ)

» 2024年09月24日 15時56分 公開
[シムラボITmedia]
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キャリアで買うなら購入プログラムは必須

 これまで解説した通り、Pixel 9シリーズはGoogleストアか中古スマホ店で買い、自分でSIMを差し替えて機種変更するのがお得です。しかし、読者の中には機種変更やデータ移行が不安なため、キャリア店舗で買って機種変更手続きも店舗スタッフにやってもらいたいという人もおられるでしょう。

 どうしてもドコモ、au、ソフトバンクで買う場合は、各キャリアの残価設定型プログラムを利用しましょう。ドコモは「いつでもカエドキプログラム(+)」、auは「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクは「新トクするサポート」という名称です。細かいルールはキャリアごとに差がありますが、簡単に言えば「1年後、または2年後に本体を返却すれば安く買える」という仕組みです。

 Googleストアの通常価格と、プログラム利用時の各キャリアの実質負担額を単純に比較すると、キャリアのプログラムの方が負担は軽いです。例えばPixel 9(128GB)をドコモのいつでもカエドキプログラムで購入した場合、2年使用時の実質負担額は5万9620円です。月2500円程度の負担で2年使えると考えると悪くありません。

Pixel 9 キャリアで買うなら残価設定型プログラムを利用しよう。1年/2年後に返却が必要なものの、実質負担額を抑えられる。

 ドコモとauは基本的に2年後の返却ですが、ソフトバンクは記事執筆時点で新トクするサポート(プレミアム)が対象のため、基本的には1年で返却します。Pixel 9(128GB)の負担額は2年使えるドコモとauの約半額なのでお得ですが、他の機種/容量は半分の期間しか使えない割に負担額はドコモとauとそれほど変わらないので注意が必要です。新トクするサポート(プレミアム)は仕組みも分かりにくいので、上級者以外は手を出さないようにしましょう。

 繰り返しになりますが、Pixel 9は基本的にはGoogleストアのキャンペーンを利用するか、中古スマホ店で未使用品を買うのがオススメです。どうしてもキャリアで買いたい人だけ、プログラムの利用を検討しましょう。

1年後に型落ちを狙うのもオススメ

 本記事の趣旨からは外れるものの、筆者は「Pixelは1年待って型落ちを狙う」のが最も賢い選択だと考えています。aシリーズを除くPixelシリーズは毎年秋に新機種を発売しますが、新機種発売が近づくと各キャリアで投げ売りのような値下げやキャンペーンが開始します。これを狙って買い替えるのもテクニックの1つです。

 例えば9月24日時点で、Pixel 8はauやUQ mobileで通常価格4万9600円で販売中です。auでの発売価格は11万7900円だったので、1年で半額以下になりました。Pixel 8はY!mobileでも5万9472円で販売中です。オンラインストア限定の割引により、MNPなら一括3万9600円で購入でき、筆者も安価に購入して現在もメインでPixel 8を使っています。端末の外箱のバーコード部分にY!mobileのシールが上から貼られていたので、おそらくソフトバンクの在庫を掃けるためにY!mobileで安く販売したのでしょう。

 型落ちとはいえ、Pixel 8は現在でも十分な高性能機種です。同じくPixel 9シリーズも1年後でも問題なく使えますし、ゲームをしない人にはむしろオーバースペックかもしれません。新製品をいち早く試したいスマホマニア以外は、1年待って型落ちを買うのもオススメです。

 以上、Pixel 9シリーズをお得に買う方法の解説でした。Pixel 9はGoogleストアで買うのがお得ですが、キャンペーン期間中に下取りを利用して安く購入し、ストアクレジットをもらうのが一番お得です。また、中古スマホ店で未使用品を探すのもよいでしょう。筆者は2匹目のどじょうを狙い、2025年夏頃の投げ売りを待ってPixel 9に買い替えるつもりです。

著者プロフィール

シムラボ

LINEMO

 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。


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