折りたたみスマホの「メリット」「デメリット」を実体験から解説 “折りたためるiPhone”の登場は?(3/3 ページ)

» 2024年10月11日 06時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

iPhoneに折りたたみタイプは現れるのか

 最後に、iOS搭載の折りたたみスマホは登場するのかどうかを考えてみたい。現状、日本国内で販売されている折りたたみスマホのOS(ベースとなる)はAndroidとなっており、折りたたみスマホのOSでiOSの選択肢はない。

 結論からいえば2024年10月の時点でハッキリとした情報は何もない。そもそも折りたたみ式のiPhoneとしてなのか、それとも「Apple Vision Pro」のように完全に別カテゴリーの新製品として登場するのかも不明だ。

 とはいえ、Appleが取り組んでいるらしい折りたたみ技術に関する情報は、特許出願という形でいくつか発見されている。

 例えば、Appleが2023年3月、米国特許商標庁(USPTO)に出願した「Self-Retracting Display Device And Techniques For Protecting Screen Using Drop Detection(自動開閉式ディスプレイ装置および落下検知を利用した画面保護技術)」は、画面割れを防ぐために落下検知時に自動でディスプレイを閉じる構造だ。

折りたたみスマホ Appleが米国特許商標庁(USPTO)に出願した、折りたたみ端末のディスプレイを落下から保護する特許

 Appleはボディーをスライドできるデバイスの特許も取得している。その特許を見ると、大画面を必要としないときは横幅を抑え、大画面を必要とするときにだけ、ボディーをスライドさせてディスプレイのサイズを大きくできるような構造となっている。

 ディスプレイは巻き取れる構造とし、折りたたみスマホでよく気にされる折り目の問題を解消できそうだ。ディスプレイはデバイス内部のローラーで巻き取れるようだ。ただし、ローラーを含む構造を本当に実現できるのかは不明で、実現できたとしても耐久性を損なってはいけないため、振動や衝撃に耐えられるように設計しなければならない。

折りたたみスマホ ボディーをスライドさせられる構造。ディスプレイはローラーで巻き取る仕組みとなっている

 ただ、特許申請や特許取得があったからといって、必ずそれが製品化されるとはいえない。ここ数年のAppleの動きを見るに、Appleが他社に先んじてイノベーティブな製品を出すというより、ある程度成熟したものをブラッシュアップする傾向にあると考えられる。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月11日 更新
  1. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  2. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  3. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  4. 10月1日から楽天モバイルの「au 4G LTEエリアローミング」が縮小も意外と残っている件 (2026年10月10日)
  5. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  6. 「iPhone 18 Pro Max」を試して分かった進化と課題 想像以上に“使えた”可変絞り搭載カメラ (2026年10月09日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. ドコモが「Google Pixel 10a(256GB)」を11万6930円に値上げ 2年7万円台に (2026年10月09日)
  9. 「iPhone Duo」は閉じても開いても迷わず使える Appleが提示するUIの設計思想 (2026年10月10日)
  10. 楽天グループ、1億件超の会員情報流出説を否定 「情報漏えいが発生したという事実は確認されておりません」 (2026年10月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー