「鉄道きっぷのオンライン予約」は便利だが課題も多い 各社のサービスを使って感じたこと(3/3 ページ)

» 2024年10月25日 06時00分 公開
[岸田法眼ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

えきねっと、e5489で共通している課題

 えきねっと、e5489で共通していることは2つある。1つ目はコンビニエンスストアや金融機関のATMでの支払いに対応していること。そのほとんどは現金払いのみという制約がある。

 2つ目は、みどりの窓口のように万能ではないことだ。まず、青春18きっぷやJR他社の企画乗車券を扱っていないことを挙げたい。青春18きっぷは国鉄時代から40年以上も続くベストセラー商品なのだから、より買いやすい環境を整備してほしいと思う。この他、東北・北海道新幹線の特定特急券(東北新幹線盛岡以北で適用)、立席特急券、寝台券も車なども取り扱いの対象外である。

 次に例として、特急〈ひたち〉を利用する際、東京―浪江間274.4キロの乗車券についても、東京―上野間は新幹線経由、上野―浪江間は在来線経由といった買い方もできない。東京―浪江間は東京近郊区間エリアなので、在来線経由(エリア内に限る)の乗車券は有効期間が1日限りで途中下車もできないのだ。新幹線経由にすると、途中下車ができるうえ、有効期間も3日間に増える。

 クレジットカードでも1回払いのみ対応している。JR東日本・西日本とも自社ブランドのクレジットカードを運営しており、例えば、前者のビューカードであれば、管内のみどりの窓口に限り、分割払いができる。もっとも、特定のクレジットカードだけで分割払いが認められるのもいかがなものかと思う。

 最後に、えきネット、e5489とも、列車限定、席数限定、区間限定を撤廃した方がよい。より鉄道を利用しやすく、より鉄道に親しみやすく、より鉄道を選んでいただくためにも。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 「Suicaのペンギン」卒業騒動にまつわる背景と誤解 JR東日本に聞いた (2025年11月14日)
  2. “折りたたみiPhone”だけじゃない もうすぐ開催のAppleイベントで登場する新製品のうわさを総まとめ (2026年09月08日)
  3. 折りたたみiPhoneは30万〜40万円超に? ダミー画像から見えたスペックと品薄の懸念 (2026年09月07日)
  4. ドコモの純正スマートウォッチがAmazonで14%オフの約6000円に 心拍や睡眠の測定も可能 (2026年09月08日)
  5. 「おサイフケータイ」のリセット方法を改めてチェックする(新しめの機種限定) (2026年09月07日)
  6. なぜLINEは“ちょっとした気遣い”で重宝された「ミュートメッセージ」を有料化したのか? (2026年09月08日)
  7. 車内を大画面エンタメ空間にする「VANBAR ディスプレイオーディオ」がセールで20%オフの2万8777円に (2026年09月08日)
  8. 3COINSで1320円の「コイル充電ケーブルAtoC」を試す 伸縮式よりも“ラフ”に扱えて便利 ただしキーボードにはアンマッチ? (2026年09月08日)
  9. 「Pixel 6a」で製品起因が疑われる発火事故が発生 消費者庁が「消費生活用製品の重大製品事故」として公表 (2026年09月07日)
  10. パスポート型折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold8」と「HUAWEI Pura X Max」の実機比較で見えてきた違い (2026年09月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー