iOS 18で日本語対応した「なぞり入力」を使う方法 フリック入力に次ぐ新しい入力方法だけど、もう試した?iPhone Tips(2/2 ページ)

» 2024年11月07日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]
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日本語でも使えるように 設定方法は?

 冒頭でも述べたように、iOS 18では、このなぞり入力がローマ字入力の日本語キーボードでも使えるようになった。

 これを利用するには、まずローマ字入力の日本語キーボードを表示できるようにしておく必要がある。具体的には「設定」アプリで「一般」→「キーボード」をタップし、もう一度「キーボード」の欄をタップする。次画面の上部に表示されるキーボードの一覧に、もし「日本語 - ローマ字入力」がなければ、下部の「新しいキーボードを追加」をタップして、「日本語 - ローマ字入力」を追加しておこう。

photo 「設定」アプリで「一般」をタップ(画像=左)し、「キーボード」をタップ(画像=右)
photo もう一度「キーボード」をタップ(画像=左)し、次画面で「日本語 - ローマ字入力」がなければ「新しいキーボードを追加」をタップ(画像=右)。ちなみに、もしなぞり入力が不要なら、このキーボードの設定画面からスイッチをオフにしておくと、キーボード上を指を滑らせてもなぞり入力にならない
photo 「日本語」をタップ(画像=左)し、「ローマ字入力」をタップしてチェックを付けたら、右上の「完了」をタップしよう(画像=右)

 続いて、「メモ」アプリなどで新規メモを作成するなどして、テキストを入力できる画面を開く。ソフトウェアキーボードの左下に表示される地球儀のアイコンを長押しし、「日本語ローマ字」を選択しよう。

photo キーボードを表示して地球儀アイコンを長押しし、「日本語ローマ字」を選択(画像=左)。「日本語ローマ字」キーボードが表示された(画像=右)

 日本語ローマ字のキーボードが表示されたら、なぞり入力を利用できる。キーボード上をなぞるように指を滑らせていけば文字が入力されるはずだ。

 例えば、「だいこんのにもの」と入力したい場合には、「daikonnonimono」の順で指を滑らせることになる。この際、「n」→「n」と同じキーが連続するので、「n」から別の方向に一瞬指を動かして、また「n」の上に指を戻すことで、続けて同じキーを入力できる。

photo 日本語でも、なぞり入力が使えている(画像=左)。「大根の煮物」と入力しているときの指の動きのイメージ。「n」が2回続くときの入力などもあるので、練習に試してみよう

 なお、こうしたなぞり入力は、「青空」=「aozora」のように、「a(左端)」→「o(右端)」→「z(左端)」→「o(右端)」のように、指や視線の移動距離が長くなると、入力がやや難しくなり、慣れないうちは集中力が必要になってくるだろう。

 「ローマ字日本語」のキーボードは従来通り、タップでのキー指定の入力も可能なので、シーンに応じて使い分けながら、少しずつ練習していくのが良いかもしれない。

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