日本メーカーのスマホの生き残る道 鍵は「海外販売」?Mobile Weekly Top10

» 2024年11月09日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2024年10月31日から11月6日までの7日間について集計し、まとめました。

 今回のアクセス数の1位は「au PAY」と「Ponta」のキャンペーンに関する記事、2位はau PAYを含むスマートフォン決済のキャンペーンに関する記事、そして3位はIIJmioにおけるスマホ本体のセールを紹介した記事でした。物価高が進んでいるせいか、決済に関するキャンペーンやスマホをおトクに買うための記事は非常に注目されます。

AQUOS R9 pro やっぱり(?)用意されていた、シャープの「AQUOS R9 pro」
らくらくスマートフォン FCNTは新社としては初めて「らくらくスマートフォン」の新モデルをリリース

 そんな中、4位に入ったのはシャープとFCNTの新機種から見える「日本のメーカーの生き残り戦略」の考察記事です。

 くしくも、この記事で取り上げられた2社は現在は外資企業の傘下にあります。シャープは台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が筆頭株主で、FCNTは中国のLenovoが全額出資をして設立された新社が携帯電話端末事業を引き継いでいます。故に中には「純粋な日本企業じゃない」という人もいます。

 しかし、外資の傘下に収まったことで海外事業に打って出やすくなったという点は大きなメリットだと思います。シャープが新しく発表した「AQUOS R9 pro」「AQUOS sense9」は既に海外での展開も決まっていますし、FCNTも親会社のLenovoが「らくらくスマートフォン」に興味を示しているとのことなので、そのうち何らかの機種が海外販売されるのかもしれません。

 外資傘下ではあるものの、両社は共にルーツは日本にあります。日本で研究/開発するからこそ打ち出せる“日本ならでは”のスマートフォンを世に送り出し続けてほしいなと思います。

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