全部“5030万画素”カメラの実力やいかに? 「AQUOS R9 pro」のカメラはスマホらしく撮れるライカカメラだった荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2024年12月27日 18時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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動画性能もさすがのフラグシップだった

AQUOS R9 proカメラレビュー AQUOS R9 proで撮影中の図

 では、その他いろいろと撮ってみよう。

 季節柄、これは欠かせないよねということで青空と紅葉。

AQUOS R9 proカメラレビュー 空の青も紅葉の赤もいい感じに出てくれた

 料理は2xで(手動で2x相当にしてみた)。

AQUOS R9 proカメラレビュー とろとろのオムライス。こういうとき2xボタンがほしいよなと思う

 3xで電車。65mm相当の望遠カメラって使いやすい上に、高画質なのでよい。望遠カメラのセンサーサイズを上げて画質を向上させるってのはこれからのハイエンド機のトレンドになりそうだ。

AQUOS R9 proカメラレビュー いいタイミングで撮れた東急世田谷線

 行先案内板がちゃんと撮れてないのはシャッタースピードが速すぎるため。カメラ用フィルターを付けられるケースを用い(別売り)、NDフィルターを付けたらいいかも。そこまで凝ったことをするかはお好みですが。

 そして夜。ナイトモードにすると、オートナイトの他、打ち上げ花火や星空モードも選べる。

AQUOS R9 proカメラレビュー ナイトモード時の画面

 ただ、通常は「オートナイト」をオンにしておくと、写真モードでも自動的にナイトモードになる(月のアイコンが青くなる)ので、それでOK。

AQUOS R9 proカメラレビュー 写真モードで。自動的にナイトモードになった

 オートナイトモードで。クリスマスイルミネーションを見事に撮ってくれた。空のグラデーションもイルミネーションもよい表現をしてくれました。

AQUOS R9 proカメラレビュー 見事なクリスマスイルミネーション。この後ろにあったビルが解体されて更地になったので空が広く撮れたのだった

 動画は、通常のビデオ(動画撮影)に加えて「PROビデオモード」を持っており、そこではシネマティック/ナイトビデオに加えてDolby Vision(ドルビービジョン)を選べる。

AQUOS R9 proカメラレビュー PROビデオモードでシネマティックを選んだところ

 手ブレ補正は優秀で、階段を降りたり上ったりしながら撮っても揺れはきちんと補正されていた。

AQUOS R9 proカメラレビュー シネマティックモードで撮影した動画からキャプチャー。階段を降りながら撮ってもブレは気にならなかった
AQUOS R9 proカメラレビュー 同じくシネマティックモードで撮影した動画からキャプチャー。シネマっぽい感じで逆光で撮ってみた

 今回は試せなかったが、別売りのケースを介することで、カメラ用のフィルターを装着することも可能だ。

 と、前モデルのAQUOS R8 proからフルモデルチェンジしたAQUOS R9 pro。基本性能はぐんと上がり、19mm相当のシングルカメラ1つから全部5030万画素のトリプルカメラ(しかもメインカメラは約1.05型)に大きく進化し、シャッターボタンもついた。

 そこで気になるのは、ライカスマホのもう1つの雄、Xiaomi 14 Ultraと比べてどうなのか、というところ。

 細かい機能や性能の違いを抜きにすると、ライカ成分がより多めで、ライカ気分を味わえるのがXiaomi 14 Ultraライカスマホだけどスマホ成分が強めで、普通のスマホ感覚で撮れるのがAQUOS R9 proといっていいかと思う。

(モデル:長谷川実沙)

(製品協力:NTTドコモ

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