ファーウェイの3つ折りスマホ「Mate XT ULTIMATE DESIGN」世界展開 思いのほか“普通”に使える機構だ(2/2 ページ)

» 2025年02月19日 20時09分 公開
[石野純也,ITmedia]
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依然としてGoogleサービスは使えず 価格は日本円にして約55万円

 OSには、「EMUI 14.2」が搭載されていた。米国の制裁を受け、Googleのサービスを使用できなくなったファーウェイは、現在、発売中の端末を独自開発の「HarmonyOS」に置き換えている。Harmony OSはAndroidをベースにしながら、独自のカスタマイズを加えたものだったが、中国ではより独自性を高めた「HarmonyOS Next」の投入も進めている。

 一方で、EMUIはどちらかといえばユーザーインタフェースに近い。Googleサービスの利用ができなくなった後に日本で発売された「P40 lite」「P40 Pro」にもこれが採用されており、Android用アプリは、Google Playを介さず、APKファイルを直接インストールする形でなら利用できた。制約はあるが、Googleサービスが一般的な国や地域ではこちらの方が使いやすい。Mate XTを中国から広げていくにあたり、アプリのエコシステムを重視し、あえてEMUIを搭載したことがうかがえた。

HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN OSはHarmonyOSではなく、AndroidベースのEMUIだった

 そのギミックほど奇をてらった端末ではないように思えたMate XTだが、価格のインパクトは大きい。中国で先行発売した際には、256GBのストレージを搭載したモデルが、1万9999元(約40万円)だった。クアラルンプールでの発表会では、価格をユーロで発表。その額は3499ユーロ、日本円に換算すると約55万円にものぼる。1台3役のデバイスだが、価格も3台分かそれ以上になってしまった。展開国も限られているため、普及の仕方は緩やかになる可能性もありそうだ。

HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN グローバル版の価格は3499ユーロ。中国版より15万円程度高いが、これはグローバル版で展開されるのが1TB版のみのためだ

「HUAWEI FreeArc」「HUAWEI MatePad Pro 13.2」「HUAWEI Band 10」も発表

 クアラルンプールの発表会では、耳掛け式のイヤフォン「HUAWEI FreeArc」も発表された。同モデルは、2月7日に日本で発表されていたモデルだが、そのグローバル展開が改めて明かされた形だ。機能やカラーバリエーションなどは、日本で発表されたものから変更はない。また、反射を抑え、紙のような書き心地を実現したPaperMatteディスプレイを搭載の「HUAWEI MatePad Pro 13.2」も発表された。ウェアラブル製品では、「HUAWEI Band 10」を公開している。ただし、こちらは実機の展示がなく、スライドのみでの発表となった。

HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN 日本版が先行していたFreeArcも、グローバルで発表された
HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN 反射を抑えたPaperMatteディスプレイを搭載するMate Pad Pro 13.2
HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN
HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN 一般的なディスプレイだと光が筋のように反射してしまう場所でも、MatePad Pro 13.2には何も写り込んでいない

(取材協力:ファーウェイ・ジャパン)

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