「Xiaomi 15/15 Ultra」で目指す“頂点”とは? スマホだけではない隠し球も 発表会詳細レポート(3/3 ページ)

» 2025年03月04日 13時31分 公開
[村元正剛ITmedia]
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Wi-Fiイヤフォンから電動スクーターまで、守備範囲の広さをアピール

 発表会は2時間近くに及んだ。Xiaomi 15シリーズの他には、タブレット、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤフォンも発表された。それぞれ日本で発売される可能性が高い製品だ。

 タブレットは、11.2型でXiaomi Hyper AIを搭載する「Xiaomi Pad 7」シリーズ。通常モデルは399ユーロ(約6万3000円/8GB+128GB)、チップ性能が高い上位モデルの「Xiaomi Pad 7 Pro」は499ユーロ(約7万8000円/8GB+256GB)を投入する。また、Xiaomi Pad 7 Proには反射を抑えて、ペンでの操作性を向上するMatte Glass Versionも用意され、価格は649ユーロ(約10万2000円/12GB+512GB)だ。

Xiaomi 別売のペンやキーボードも用意されている

 ワイヤレスイヤフォンは「Xiaomi Buds 5 Pro」をリリース。注目はBluetooth接続の通常モデルに加えて、Wi-Fiで接続するモデルが登場すること。通常モデルは199.99ユーロ(約3万1000円)、Wi-Fiモデルは219.99ユーロ(約3万4000円)となっている。Wi-Fiモデルで実際に音楽を聴いてみたところ、厚みがあり、安定感がある音質で聴こえた。やや音量を大きめにして、迫力を楽しみたい人におすすめだ。

Xiaomi 中央が「Xiaomi Buds 5 Pro Wi-Fi」。音質はクリアで厚みも感じられた

 スマートウォッチは、カスタマイズの自由度が高い「Xiaomi Watch S4」が159.99ユーロ(約2万5000円)で登場。画面が大きめのスマートバンド「Xiaomi Smart Band 9 Pro」は79.99ユーロ(約1万3000円)となる。

Xiaomi ジャスチャー操作も可能な「Xiaomi Watch S4」はベゼルも交換でき、交換ベルトのバリエーションも豊富だ
Xiaomi 1.74型の見やすいディスプレイを搭載し、21日間の電池持ちを見込める「Xiaomi Smart Band 9 Pro」

 さらに、電動キックボードの新モデル「Xiaomi Electric Scooter 5 Max」も発表した。価格は599.99ユーロ(約9万4000円)。ただし、日本で発売される可能性は極めて低いだろう。

Xiaomi 実際に乗って走ることはできなかったが、軽量で扱いやすそうな印象。坂道や段差がある道での安全性にも配慮された設計になっているという

 発表会の最後に、Pinnacle(頂点)をさらに推し進めるアクセサリーとして「Xiaomi Modular Optical System」を発表した。コンセプトモデルとして発表したもので、詳細は明らかにされていないが、スマホに取り付けて使えるレンズカメラで、かつてソニーが発売していたレンズスタイルカメラを想起させるものだ。今後の展開に注目したい。

Xiaomi コンセプトモデルとして発表した「Xiaomi Modular Optical System」。MWC 2025にも出展される
Xiaomi ハンズオンの会場は多くの報道陣でにぎわった
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