「AQUOS sense9」をじっくりと試す 抜群のディスプレイ搭載、必要十分を満たした“新定番スマホ”だ(2/4 ページ)

» 2025年04月03日 10時00分 公開
[石井徹,ITmedia]
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標準カメラに1/1.55型センサーとF1.9の明るいレンズを採用

 カメラ周りも大きな進化ポイントだ。標準カメラと広角カメラがそれぞれ約5030万画素となり、特に広角カメラはAQUOS sense8の800万画素から大きく引き上げられている。視野角は122度で、広大な風景をダイナミックに収めやすいだけでなく、約2.5センチまで寄れるマクロ撮影ができるというのもユニークだ。花や小物を接写したいときに、細部まで繊細に描写されているのを確認すると「こんなところまで撮れるのか」という驚きがある。

 標準カメラには1/1.55型の大型センサーとF1.9の明るいレンズを採用しているため、暗所や夜景撮影でもノイズが少なく、HDR合成によって暗部と明部の情報がバランスよくまとまる印象だ。髪の毛や薄暗い背景など、ディテールをつぶさずに撮ってくれるため、日常のスナップショットでも満足度が高い。SNSに写真を投稿する際にも、比較的手軽にクオリティーの高い仕上がりを狙えるのがうれしい。

 以下は、AQUOS sense9で撮影した作例だ。

AQUOS sense9 超広角レンズ(0.6倍、122度相当)で撮影。建物のゆがみが少なく自然な遠近感を維持している。空のグラデーションは淡く、実際の見た目に近い絵作りだ
AQUOS sense9 広角レンズ(1倍、78度)で撮影。建築物のガラス面に反射する日光や空の青さが鮮やかに再現されている。明部と暗部のコントラストが適切に処理され、全体的に明瞭な描写だ
AQUOS sense9 最大8倍までデジタルズーム可能。クレーンの赤色やガラス面の青みが鮮やかだが、拡大による画質の劣化が見られる
AQUOS sense9 超広角レンズで噴水の水しぶきと公園の広がりを捉えている。空の青さと水面の透明感は鮮明だが、直射日光が当たる水しぶきは白飛びしてディテールが失われている
AQUOS sense9 ピザの緑のバジルソースの鮮やかさが際立ち、チーズの溶け具合や生地の焼き色も細部まで捉えられている。室内照明下でもホワイトバランスは自然な印象だ
AQUOS sense9 広角レンズでのマクロ撮影により、トキのぬいぐるみの細かな布目が鮮明に捉えられている。接写でありながらピントが合焦し、被写体の立体感が伝わる描写だ

iPhone 16やPixel 9 Proと撮り比べ

AQUOS sense9 AQUOS sense9で撮影した画像。モスクのピンク色のドームが柔らかく表現されており、建物全体の色調は穏やかな印象だ。広角レンズの特性を生かしつつも、やや彩度を抑えた自然な色再現になっている。空の雲の質感と明暗の階調もナチュラルに処理されている。
AQUOS sense9 iPhone 16で撮影した画像。同じ被写体でもコントラストが強調され、ドームの模様や装飾の細部がより鮮明に表現されている。空の青みも増し、全体的に色の解像度が高い印象だ。明部と暗部の差がはっきりしており、シャープネスと色彩の強調が特徴的な仕上がりになっている
AQUOS sense9 AQUOS sense9で撮影。ハヌマーン像の緑色や装飾の色彩は鮮やかに再現されているが、全体的な露出がやや高めに設定されている印象だ。空の青さは自然で、像の質感と岩肌のディテールもバランスよく表現されている
AQUOS sense9 iPhone 16で撮影。同じ被写体でも色の再現性がより鮮やかで、ハヌマーン像の緑色が一層強調されている。コントラストが高く、空の青さや岩肌の質感がより際立っている。全体的にシャープネスが強調され、細部の解像感が高い
AQUOS sense9 AQUOS sense9で撮影。夕焼けの赤みが残る空と建物のガラス面の青い光が対照的に表現されている。HDR処理により暗部と明部のバランスは取れているが、ガラス面の質感や細部のディテールはやや平坦化されている。全体的に色調は自然だが、シャープネスにやや不足感がある
AQUOS sense9 Pixel 9 Proで撮影。同じシーンでも夕焼けの色彩がより鮮やかに強調され、建物の照明とのコントラストが際立っている。暗部の情報量が多く、歩行者や木々のシルエットまで鮮明に捉えられている。ガラス面の反射や建築物など細部のディテールの解像感で分がある印象だ

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