この他、edge 60 proでは「Gemini Live」と「Perplexity」のAIエージェントも利用できる。
例えばGemini Liveでは、ユーザーが話しかけるとリアルタイムで応答してくれ、たとえ途中で話題を変えても、途切れることなく流れるように自然な会話を続けられる。スマートフォンのカメラで捉えた映像や、ディスプレイに表示した内容をGeminiが認識し、ユーザーの質問に答えたり、情報を提供したりすることもできる。
モトローラとGoogleは、「以前からrazrのアウトディスプレイでGeminiが使えるなど、さまざまな方法で連携している」(伊藤氏)が、今後は「パートナーのさまざまな特徴を持つAIと連携し、ユーザーに使い分けていただけるように考えている」という。
Gemini Liveを使ってAIと会話をしながらアイデアを練ったり、リハーサルを行ったりすることも可能であり、「最近では、AIを彼氏・彼女のように話しかけるという使い方もあるようで、実際に試したところ、めちゃくちゃ褒めてくれたり、時には『そんなのは絶対ダメです』と叱ってくれたりもする」と、自身の所感を語った。
電源キーの長押しでGeminiアプリを起動し、Liveボタンをタップすることで会話を開始できる。発表会場でedge 60 proを手にしてGemini Liveを使用してみたところ、サイドフレームにかけてディスプレイが湾曲していることにより、片手でも持ちやすく、会話を続けやすいと感じた。ただし、AIが生成した画像や映像の視認性については、湾曲により見る角度によっては「光が反射して見えづらくなる」他、「ゆがんで見える」ことがあった。
Perplexityについては、ソフトバンク向けのedge 60s proでは6カ月間、オープンマーケット版のedge 60 proでは3カ月間、Perplexity Proを無料で利用できる。
edge 60 proではPerplexityも利用可能だ。ソフトバンク向けのedge 60s proでは6カ月間、オープンマーケット版のedge 60 proでは3カ月間、Perplexity Proを無料で利用できるmoto g66j 5Gとmoto g66y 5Gは「インカメラで撮影した人物の写真をAIが自動で補正する」機能を搭載する。モトローラ広報は、「moto gシリーズ含めて、moto AIをより多くの皆さまに使っていただくための方法を検討中」とコメントしたが、「現時点ではユーザー体験を左右するプロセッサやSoCの性能には制約がある」ことから、「moto AIは現在Edge以上のシリーズで利用可能だ」としている。
現状、より広くAI機能を利用するには、処理能力の高いedge 60 proが選択肢になる。
AI機能の処理の方法については、必ずしも1つの手法に固定されているわけではない。伊藤氏は、「AIモデルについては機能によって使い分けている」ことを示し、具体的には「モトローラ自社のものもあれば、パートナーのものを使う場合もある」とした。処理の方法については、「オンデバイス(端末上で)処理する機能もあれば、クラウドで処理を実行する機能もある」とコメントした。
モトローラ広報は、「moto g66j 5Gで搭載している機能は、moto AIとは現状呼んでいないが、補正処理はオンデバイスで行っている」と補足した。
【更新:6月24日9時23分】スペックが公表されたことを受け、スペック比較表を追加しました。なお、スペック比較表は見やすさを重視した結果、キャリアモデルを除く2機種の比較としております。
【更新:6月24日19時30分:moto g66/y66でAIを処理する方法について追記しました。】
【更新:6月25日13時10分:AI処理に関するコメントについて追記しました。】
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