ソフトウェアもアップデートされており、OSには6月に配信が始まったばかりのAndroid 16を採用。サムスン電子が加えたカスタマイズにあたる「One UI」のバージョンも「8」になった。Galaxy AIにも対応しており、Galaxy Z Fold7では、より大画面を生かせる形でのバージョンアップが加えられている。
例えば、画像編集でGalaxy AIを使い、消しゴムを使って被写体の一部を消したり、角度を調整して足りない部分を生成AIで補ったりした場合、これまでは編集後の画像しか表示されなかったが、Galaxy Z Fold7では、編集前、編集後両方の画像を表示できる。これによって、どのような編集を加えたかを見比べることが可能になった。
また、Galaxy AIで文章を要約したり、書き直しを加えたりした結果を、画面分割やポップアップしたウィンドウで表示できるようになった。ゲーム中に、「かこって検索」でキャラクターを調べて、その結果をポップアップウィンドウで表示するといった使い方も可能。それぞれは新機能ではないが、画面サイズに合わせてユーザーインタフェースを見直した格好だ。
その他の主なスペックは次の通り。プロセッサには、Qualcommの「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を採用。ディスプレイのリフレッシュレートは1Hzから120Hzに可変する。サイズは、開いたときが143.2×158.4×4.2mm、閉じたときが72.8×158.4×8.9mm。重量は215g。メモリ(RAM)は12GBだが、ストレージが1TBのモデルのみ、16GBを内蔵する。
バッテリーは4400mAhで、Galaxy Z Fold6から据え置き。防水性能はIPX8、防塵(じん)性能はIP4Xで、この点も前モデルを継承している。Wi-FiはWi-Fi 7に対応。OSのアップデートおよびセキュリティアップデートは7年間保証される。カラーはブルー シャドウ、シルバー シャドウ、ジェットブラック、ミントの3色で、ミントのみSamsungオンラインショップ限定カラーとなる。
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