ソニーが7月16日に公開した「Xperia 1 VII」の製品交換対応ページにおいて、交換対象かどうかを判定するIMEI確認プログラムに不具合があったことが分かった。7月16日15時から20時までにこの確認ツールを利用した場合、対象・非対象の判定結果が誤って表示される可能性があった。
この不具合は既に解消されているが、該当時間帯にIMEI確認を行ったユーザーに対して、ソニーは改めて確認するよう呼びかけている。
この確認プログラムは、スマートフォン本体のIMEI(国際移動体装置識別番号)を入力することで、当該端末が製品交換の対象となるロットかどうかを判断するためのものだ。IMEIは、「電話」アプリで「*#06#」を入力するか、パッケージのスリーブやSIMトレイの刻印などから確認できる。
Xperia 1 VIIはソニーの最新フラグシップスマートフォンで、デジタル一眼カメラαシリーズで培ったAI技術を活用し、動画撮影時に被写体を常にセンターで捉え続ける「AIカメラワーク」や、引きと寄りの映像を同時に記録する「オートフレーミング」を利用可能。ウォークマンの技術や部品で有線接続時の高音質化を図った他、約36時間の連続動画再生が可能な容量5000mAhバッテリーも搭載する。
発売後、一部製品において「電源が突然落ちる」「再起動がかかる」「電源が入らない」といった不具合が報告されたことを受けて、ソニー、NTTドコモ、au(KDDIおよび沖縄セルラー電話)、ソフトバンクの各社は、7月4日より同機種の販売を一時的に見合わせている。
16日には、ソニーが不具合の原因を「一部製造ロットにおける製造工程の不備」であると認め、製造における不備により本体内部の基板が故障する可能性があることを案内した。該当ロットの製品については、各販路で順次、無償の修理または交換対応を実施する。
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