ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。7月28日〜8月3日の期間は、新発売の「Galaxy Z Flip7 SC-55F(256GB)」と「Galaxy Z Fold7 SC-56F」がワンツーフィニッシュを飾った。
縦折りスマホ「Galaxy Z Flip7 SC-55F(256GB)」は8月1日の発売で初登場1位を獲得した。17万4790円という高価格帯にもかかわらず、約4.1型の大型カバー画面を備えており、開けば約6.9型のメインディスプレイも使える縦折りスタイルがユーザーの心をつかんだようだ。
2位には「Galaxy Z Fold7 SC-56F(256GB)」が入った。30万円近い価格設定ながら、開けば約8.0型とタブレットに迫る横開きスタイルが支持を集めた。広角カメラが2億画素のトリプルカメラシステムとなり、Snapdragon 8 Elite for Galaxyプロセッサの搭載など、フラグシップモデルにふさわしいスペックを備えている。ただしSペンには非対応となった。
さらに4位には同機種の512GBモデルもランクインしており、大容量ストレージへの需要も確認できる。
前回1位だった「iPhone 16(128GB)」は3位に後退した。9位には256GBモデルもランクインしており、iPhoneブランドの根強い人気は健在だ。
「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」が前回2位から5位に下降。「Xperia 10 VI SO-52E」は4位から6位へ、「iPhone 15(128GB)」は3位から7位へとそれぞれ順位を落とした。一方で、「iPhone 16e(128GB)」は6位から8位へ小幅な下降にとどまり、11万8910円という比較的手頃な価格設定が一定の支持を維持している。10位のAQUOS sense9 SH-53Eは前回7位から順位を下げたものの、6万7100円という実用的な価格帯でトップ10に踏みとどまった。
待望の折りたたみスマホ新モデルが、期待通りの結果を残した。Galaxy Z Flip7とZ Fold7が発売週にワンツーフィニッシュを決め、高価格帯にもかかわらずiPhoneの牙城を崩してみせた。折りたたみスマホは「物珍しさ」から「実用的な選択肢」へと着実に進化しており、大画面とコンパクトさを両立させた独自の価値が多くのユーザーに認められた形だ。来週以降もこの勢いが続くのか、それともiPhone勢が巻き返すのか、夏商戦の行方が注目される。
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