カラーバリエーションは、ラバーブラックとオートミールが用意されている。どちらもナチュラルで落ち着いたいい色だ。
ラバーブラックはまさにラバーのようなマット質感で滑りにくくグリップ感が高い。一般的にマットな素材は手の汚れがとにかく目立つものだが、MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKのラバーブラックは、夏場のしっとりした手で触っても汚れが目立ちづらい印象だ。汚れが付いても拭き取ればスムーズに落ちた。
一方で、オートミールはクリームやベージュのような優しい色合いで、少しだけざらざらした陶器のような質感が特徴だ。間近で見ると独特な模様もあり高級感もある。これはいい。筆者の推しカラーだ。
さらにしばらく使っていてデザインの中で面白いと思ったのが、側面の段差部分が影となり、濃淡のある2色構成に見える部分だ。ここは持ちやすさにも関係する大事な形状で、手に当たる部分が痛くないようにカットされている。
MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKの重さは実測で36gとなっており、iPhone 16 Proに装着すると、それなりの重量感が足されることになる。しっかりと追加分の重さが感じられるが、あくまでバックカバーであって側面はカバーされない。
もちろんバックカバーを装着したことによる厚みも足されるが、そこはあまり気にならなかった。やはり厚みよりも重さに気を取られる。
どうせ重くなるなら、全周囲がカバーされる通常のカバーを装着するか、それとも唯一なデザインのMYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKの見た目を取るか──そこは個人の好みやこだわり次第といったところ。とはいえカメラバンプ部分のスッキリ感は人の目を引くだろうし、使っていると周囲から「そのケースは何?」と聞かれる回数も増えるだろう。手触りもいい。
MYNUSはこれまでもカメラバンプ部分をフラットにするiPhoneケースを長年リリースしており、ファンも多いだろう。MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKはバックカバーという新カテゴリーに進出した意欲的な製品で、いわば変化球な品でもある。
価格は6600円とそこそこ高価だが、これまで以上に“足すと引き算になる”──そんな印象がある。もうすぐiPhone 17シリーズが登場間近というタイミングでの発売も気になるところだが、最新モデルを追い続ける人というよりかは、所有するモノの1つ1つにこだわりがある人、そんな層に似合う製品だ。
(製品協力:アンドデザイン)
ポケットがない服装でスマホを持ち運ぶ方法、あなたはどっち派?
3COINSで1650円の「真空吸着マグネットリングスタンド」なら、iPhoneやスマホをどこでも手軽に固定できる
3COINSで1980円の「ワイヤレスピンマイクTYPEC」を試す スマホで使える? 音質は?
ケースではないiPhone 16 Pro用「バックプレート」発売 カメラの出っ張りがなくなりフラットに
「Leica LUXグリップ」を使えばiPhoneが“Leicaのカメラ”になるのか? 試して分かったこと
「au Starlink Direct」はどこまで実用的? 24時間の船旅で分かった、衛星通信のリアルな使い勝手
一部「FeliCa」に脆弱性、ソニーが公表 Suica、iD、nanaco、楽天Edyは「安心して利用して」──各社が声明Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.