米Googleは9月2日(現地時間)にAndroidの、3日にPixelの月例セキュリティ情報の9月版を公開した。Pixelシリーズのスマートフォンでは、幾つかのバグ修正も行われる。筆者の端末(Pixel 9 Pro)での更新サイズは0.97GBとここ数カ月ではかなり大きかった。
セキュリティ関連は、Android全体では4件の「重大」を含む113件の、Pixelでは23件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正される。
最も深刻な脆弱性は、Systemコンポーネントにおけるリモートコード実行(RCE)を引き起こす可能性のある重大なセキュリティ脆弱性「CVE-2025-48539」。この脆弱性は、追加の実行権限やユーザー操作なしにリモートで悪用される可能性がある。
また、「限定的かつ標的を絞った悪用が進行している可能性がある」脆弱性も2件(CVE-2025-38352とCVE-2025-48543)修正される。
Pixelでは、多数の改善とバグ修正が行われる。対象モデルの多い順に紹介する。いずれも「特定の条件下での」問題を修正している。
Google Pixel 10の使い勝手が「改善された」と感じた理由 新UI「Material 3 Expressive」も試す
グーグルが「Pixel 10シリーズ」を発表――オンデバイスAIスマホの本命、ついに現る
「Pixel 10/10 Pro」実力検証 スマホ体験を変える2つの新機能、驚きの「100倍ズーム」は使える?
AndroidとPixelに8月の月例アップデート 重大な脆弱性などを修正
「Android 16」正式版リリース 通知やメッセージを改善、高度なセキュリティ機能もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.