5分で分かるApple新製品 iPhone 17、薄型iPhone Air、5G対応Apple Watch 11など

» 2025年09月10日 08時45分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 Appleは日本時間9月10日2時(現地時間9月9日10時)から開催したイベントで、新製品を一挙に発表した。新製品の特徴を簡単にまとめる。

iPhone 17:ベーシックな無印モデル、大画面の「Plus」は廃止に

 「iPhone 17」は、iPhone 17シリーズのメインストリームモデルだ。今回は大画面の「Plus」は用意されず、6.3型モデルのみとなる。また、ストレージも256GBまたは512GBのみとなっている。価格は12万9800円から。

 6.3型のSuper Retina XDR(有機EL)ディスプレイには「Pro Motion」が適用され、1Hz(Always-On Display時)〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応した。画面保護ガラスには「Ceramic Shield 2」を適用し、先代の「Ceramic Shield」比で耐久性が向上している。

 プロセッサは新型の「Apple A19チップ」で、特にNeural Engineの性能向上が図られている。アウトカメラは超広角カメラ“も”約4800万画素となり、画質を改善している。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「iPhone 17」の特徴まとめ

iPhone Air:約5.6mmのスリムモデル

 「iPhone Air」は、iPhoneに新たに加わった薄型モデルで、最薄部の厚みは約5.6mmに抑えられている。6.5型Super Retina XDRディスプレイを搭載しており、Ceramic Shield 2を画面だけでなく背面にも適用している。ストレージは256GB/512GB/1TBから選べる。価格は15万9800円から。

 プロセッサは新型の「Apple A19 Proチップ」で、iPhone 16のA19チップよりも若干パフォーマンスを高めにしている。アウトカメラは約4800万画素のシングル構成(広角のみ)となる。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「iPhone Air」の特徴まとめ

iPhone 17 Pro/Pro Max:デザイン刷新 2TBも

 「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」は、Proモデルとしては事実上初めてデザインを刷新し、放熱を改善する観点からアルミニウム製のユニボディーを採用した。ストレージは256GB/512GB/

 1TBに加えて、Pro Maxのみ2TBも選択可能だ。価格は17万9800円から。

 プロセッサはiPhone Proと同じ A19 Proチップで、アウトカメラはメイン(広角)/超広角/望遠のいずれも約4800万画素センサーとなり、望遠カメラについては8倍相当のズームにも対応した。動画撮影時は「ProRes RAW」フォーマットも利用可能だ。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」の特徴まとめ

Apple Watch 11:血圧測定機能に5G対応

 「Apple Watch 11」は、アルミニウムケースモデルの画面ガラスが先代(Series 10)比で最大2倍の摩擦耐性を備え、150の国/地域では新たに高血圧を検知できる血圧測定機能を備えた(日本は現時点で非対応)。睡眠をスコア化する機能も備えている。GPS+Celluarモデルは5G通信に初めて対応した。

 ケースはサイズが42mmと44mmの2種類、素材はアルミニウムとチタニウムの2種類(チタニウムはGPS+Celluarモデルのみ)となり、チタニウムケースについてはHemes(エルメス)とのコラボレーションモデルも用意される。価格は通常モデルが6万4800円から、Hermesモデルが19万9800円から。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「Apple Watch 11」の特徴まとめ

Apple Watch SE 3:常時表示や5Gに対応

 「Apple Watch SE 3」は、ディスプレイが常時表示対応になったことで、手首を上げたりディスプレイをタップしたりすることなく、時刻や通知を簡単に確認できる。強化ガラスは先代モデルより4倍頑丈になった。シリーズで初めて急速充電にも対応した。GPS+Celluarモデルは5G通信に初めて対応した。価格は3万7800円から。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「Apple Watch SE 3」の特徴まとめ

Apple Watch Ultra 3:タフネス仕様は継承、衛星通信と5G通信に対応

 「Apple Watch Ultra 3」は、先代の「Apple Watch Ultra 2」と同様に49mmのチタニウム製ケースを採用しており、タフネス仕様は継承している。見た目は大きく変わっていないが、単体による衛星通信と5G通信に初めて対応した。価格は12万9800円から。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「Apple Watch Ultra 3」の特徴まとめ

AirPods Pro 3:ANC性能は先代比で2倍、心拍数測定機能を搭載

 「AirPods Pro 3」は、先代と比べて2倍のアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能を実現し、ワークアウト時の心拍数測定機能を初めて搭載した。Apple Intelligenceを活用し、対面翻訳が可能な新機能の「ライブ翻訳」を搭載する。こちらはベータ版となる。価格は3万9800円。

Apple iPhone17 ラインアップ Pro Air Watch AirPods 「AirPods Pro 3」の特徴まとめ

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2025年12月06日 更新
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