Appleから9月19日に発売された「iPhone 17」シリーズ。Googleのフラグシップスマートフォン「Pixel 10」シリーズは一足早く8月28日に発売されたが、iPhone 17を購入するかPixel 10にするか迷っている人もいるかもしれない。そこで本記事では、iPhone 17シリーズとPixel 10シリーズの主な仕様や価格などを比較し、それぞれの特徴などを解説しよう。
iPhone 17シリーズには標準モデルとなる「iPhone 17」と超薄型の「iPhone Air」、上位モデルの「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」の4モデルが存在する。対するPixel 10シリーズは、標準の「Pixel 10」と上位モデルの「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」の3モデル展開。今回は、それぞれ標準な「iPhone 17」と「Pixel 10」、そして「iPhone 17 Pro/17 Pro Max」と「Pixel 10 Pro/10 Pro XL」を比較していきたい。なお、iPhone 17シリーズとしては、「iPhone Air」もあるが、やや毛色が異なる端末なので今回は比較の対象外とした。
まずは、標準モデルのiPhone 17/iPhone AirとPixel 10を比較していこう。
iPhone 17とPixel 10は、どちらも同じ6.3型の有機ELディスプレイを搭載。従来の無印iPhoneは、リフレッシュレートが最大60Hzまでに抑えられていたが、iPhone 17では、無印モデルもProMotionテクノロジーを搭載し、最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。Pixel 10も同様に120Hzの可変リフレッシュレートに対応している。
画面輝度も、iPhone 17がピーク輝度3000ニト(屋外)、Pixel 10は3000ニト(ピーク輝度)と同等だ。両機種とも屋外での視認に十分な輝度を確保しているといえる。なお、画素密度に関してはiPhone 17が460ppiなのに対し、Pixel 10が422ppiと劣っている。ただ、ここまでくると肉眼での判別は困難だろう。
2025年は、無印モデルのカメラ構成が大きく変わったのが特徴だ。従来はiPhone、Pixelとも無印モデルは広角と超広角の2眼構成だったが、Pixel 10は望遠が追加され3眼構成となっている。
iPhone 17は広角と超広角がどちらも48MPの「48MP Dual Fusionカメラシステム」を搭載。次世代のポートレートや4Kドルビービジョン動画撮影、フロントのセンターフレームカメラなど、前モデルから変わらず、カメラ撮影そのものに注力している印象だ。対してPixel 10は、48MP(広角)+13MP(超広角)+10.8MP(望遠)の3眼構成。光学5倍の望遠カメラは、AI補正を加えた最大20倍の超解像ズームに対応する。また、「カメラコーチ」や「オートベストテイク」などのAI機能を全面に打ち出している印象がある。
望遠を多用する場合はPixel 10の方が向いていそうだが、カメラ性能に関しては、単純にスペックで比較するのは難しく、結局のところはどちらの絵作りが好みかという点に落ち着くだろう。ただ、普段はスナップショットしか撮影しないということであれば、どちらのカメラでも満足できるはずだ。
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