iOS 26では、音量ボタン上とサイドボタンを同時押ししてスクリーンショットを撮影した際に、Apple Intelligenceを活用したテキストの要約といった処理や、Google 画像検索を実行できるようになった。画面に映っている情報をもとに、情報の整理や検索などを行いやすくなっている。
その一方、画面をシンプルに画像として保存したい場合は手順が増えており、純粋なスクリーンショットを多く撮影したい場合は操作が煩雑に感じられる。本記事では、新機能の解説概要と、スクリーンショットの撮影を従来の手順に戻す方法を解説しよう。
そもそもApple Intelligenceに対応するiPhoneでは、カメラコントロールの長押しや、機能を割り当てたアクションボタンの操作によって、カメラに写した映像から翻訳や要約、画像検索などを実行できる「ビジュアルインテリジェンス」という機能が実装されていた。
iOS 26ではこのビジュアルインテリジェンスを、画面のスクリーンショットを撮影したタイミングでも利用できるようになったというわけだ。
利用シーンとして多いと予想されるのは、まず画像をもとにした検索だろう。スクリーンショットを撮影して表示されるプレビュー画面で、検索したい被写体を指で囲むようになぞり、画面下部をスワイプアップすることで、Google 画像検索を実行できる。Androidにおける「かこって検索」とほぼ同様で、便利な体験として活用できるはずだ。
スクリーンショットに映ったテキストに対して、生成AI処理を行う使い方もある。具体的には、スクリーンショットのプレビュー画面で「翻訳」や「要約」など、適した用途が画面下部にレコメンドされるので、ユーザーはそれをタップして選択すればよい。
クイックルックからプレビューへの表示切り替えもできる。具体的には、メールアプリの添付されたPDFを長押しして、クイックルックで表示したら、画面下部に表示される「プレビュー」のボタンをタップすれば、同一ファイルがプレビューアプリで起動する。
ちなみに、こうした機能をオンにしていると、スクリーンショットを撮影した際に右上のチェックアイコンから「写真に保存」をタップしないと、スクリーンショットが画像として保存されない。
スクリーンショットの撮影を従来の手順に戻したい場合は、「設定」から「一般」→「画面の取り込み」→「フルスクリープレビュー」のスイッチをオフにすることで新機能をオフにできる。
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