月額980円の「Apple Fitness+」日本上陸 5分からサクッと開始、長続きのコツは「推しのトレーナー」?

» 2026年01月21日 18時53分 公開
[田中聡ITmedia]
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 Appleが1月21日、iPhoneユーザー向けのフィットネスサービス「Apple Fitness+」の提供を日本で開始した。

Apple Fitness+ 1月21日に日本で正式ローンチした「Apple Fitness+」

 Apple Fitness+は、トレーナーが主導する映像を見ながら運動ができるサブスクリプションサービス。海外では既に提供されており、今回、日本でのローンチとなった。

 料金は1カ月間無料で、2カ月目以降の料金は月額980円または年額7800円となる。「ファミリー共有」によって、追加料金なしで最大5人の家族と一緒に利用できる。1月21日以降、最新OSに対応したApple Watch、iPhone、iPad、AirPods Pro 3、Powerbeats Pro 2を購入すると、Apple Fitness+を3カ月間無料で利用できる。

Apple Fitness+ 料金は月額980円または年額7800円

 さらに、auとUQ mobileのユーザー、勤務先でベネフィット・ステーションを利用している人は、Apple Fitness+が3カ月間無料になる。エニタイム・フィットネスの会員は、メンバーシップの一部としてApple Fitness+を無料で利用できる。

 Apple Fitness+はiPhone 8(iOS 16.1〜)以降、またはiPhone 6s以降とペアリングしたApple Watch Series 3(watchOS 7.2〜)以降で利用できる。

 Appleは1月21日にApple表参道でローンチイベントを開催し、Appleのフィットネステクノロジーのシニアディレクターであるジュールズ・アーニー(Julz Arney)氏が、Apple Fitness+の魅力を語った。

ワークアウトは「親しみやすく、モチベーションを上げる」ことに注力

Apple Fitness+ イベントに向けて来日した、Appleのジュールズ・アーニー氏

 「フィットネス」アプリに「Fitness+」という項目が加わり、ここからApple Fitness+を利用開始できる。ワークアウトには各分野のエキスパートである28人のトレーナーが登場し、ピラティス、ヨガ、ダンス、筋力トレーニング、コアトレーニングなど12種類のワークアウトとメディテーション(瞑想《めいそう》)を用意している。ワークアウトについてジュールズ氏は「親しみやすく、やる気を起こさせ、誰もが居場所を感じられるようにする」ことに注力したと語る。

 各ワークアウトは最大45分あり、5〜10分などの短時間で利用できるものもある。ほとんどのワークアウトは器具を必要とせず、iPhoneさえあれば利用可能だ。アーニー氏は「ジムや自宅、旅行中(のホテル)など、いつでもどこでも手軽に利用できる」ことを魅力に挙げる。

Apple Fitness+ Apple Fitness+はiPhoneがあれば利用できる他、Apple WatchやAirPods Pro 3とも連動する

 難易度についても対象ユーザーを広げ、「初心者から上級者まで、自分のレベルに合う最適なものを選べる」(ジュールズ氏)ようにした。「シューズいらずのワークアウト」「目標達成に向けた初めての5kmラン」など、手軽に始められるものもある。

Apple Fitness+ 28人のトレーナーを起用している
Apple Fitness+ 12種類のワークアウトとメディテーションを用意している

 Apple WatchやAirPods Pro 3を装着しながら利用すると、心拍数、消費カロリー、ムーブリングなどの進展状況がiPhoneの画面上に表示される。高強度インターバルトレーニングやサイクリング、キックボクシングなどの有酸素運動ではカロリー消費バーが表示され、同じワークアウトを実行した他のユーザーと成果を比較できる。

Apple Fitness+ iPhone単体で利用したときの画面。残り時間が表示される
Apple Fitness+ Apple WatchやAirPods Pro 3を使用すると、心拍数や消費カロリーがリアルタイムに表示される

 カスタムプランでは、頻繁に利用するワークアウトやその長さ、トレーナー、音楽など、ユーザーの好みに合ったスケジュールを自動で作成してくれる。

Apple Fitness+ ユーザーの好みに合ったトレーニングのプランを作成できる

 ワークアウトの映像は全て4K HDRで制作されており、米ロサンゼルスのスタジオで撮影されているという。iPadやApple TVでの利用にも対応しており、より大きな画面で没入感のあるトレーニングが可能だとしている。

Apple Fitness+ iPadやApple TVの大画面でもApple Fitness+を利用できる

 トレーナーは英語圏の人々なので、各ワークアウトではトレーナーの説明を日本語字幕で表示する。さらに、28人のトレーナーの実際の声に基づいて生成した、デジタル翻訳音声も提供する。ユーザーは毎週、トレーナーによる新しいエピソードを楽しめる。

Apple Fitness+ 日本語への翻訳にも対応している

Apple Musicと連動したプレイリストも提供 ウオーキング用のコンテンツも

 Apple Fitness+では音楽体験も重要視しており、音楽を聴きながらトレーニングができる他、ワークアウト専用のプレイリストを提供する。トレーナーは各ワークアウト全体で統一された音楽を取り入れており、それらのプレイリストをApple Musicに保存して聴くこともできる。Apple Fitness+の日本ローンチにあたり、ワークアウトのプレイリストにAdoや藤井風など日本のアーティストや、BTSやNewJeansなどK-POPも追加している。

【訂正:2025年1月22日23時00分 初出時、NewJenasのグループ名に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】

Apple Fitness+ ワークアウトでは、多彩なアーティストを起用している

 ワークアウトのプレイリスト全体で1人(1組)のアーティストに焦点を当てる「アーティストスポットライト」も用意する。その第1弾としてYOASOBIをフィーチャーし、YOASOBIのヒット曲を取り入れたピラティス、ダンス、ヨガなどを楽しめる。

Apple Fitness+ アーティストスポットライトとして、YOASOBIの曲を取り入れたワークアウトを楽しめる

 ワークアウトやメディテーションとは別に、「ウオーキングの時間」も提供する。この機能では、著名なゲストが話すストーリーを聞きながら、ウオーキングを楽しめる。第1弾として、渡辺直美さんのエピソードが配信されており、2026年2月には山下智久さんが登場する予定だ。

Apple Fitness+
Apple Fitness+ ウオーキングの時間では、渡辺直美さんや山下智久さんのエピソードが楽しめる

フィットネスを長続きさせるコツは「短時間からスタート」「推しを見つけること」

 イベントには、Apple Fitness+のトレーナー、飯田クライン"ダイス"大介(Dice Iida-Klein)さん、キム・ンゴー(Kim Ngo)さん、シェリカ・ホルマン(Sherica Holmon)さんが駆け付け、Apple Fitness+の魅力について語った

Apple Fitness+ 左から2番目がシェリカさん、3番目がダイスさん、4番目がキムさん

 シェリカさんは、「ワークアウトに届いているプレイリストを聴くことで自分を追い込む気持ちになる」と、音楽によってワークアウトをより楽しめることに言及する。長続きするコツについては、5分や10分などの短いプログラムから始めることを勧めた。

 ダイスさんは、ワークアウトの種類が豊富であることや、場所を選ばず楽しめることを魅力に挙げる。「新しい種目を地元のジムでトライするのはハードルが高いが、Fitness+なら、自宅など自分が安心できる環境で、自分のペースで試せる」「毎日忙しく、仕事の後にジムに行く機会がないときでも、5分〜10分あれば楽しめる」

Apple Fitness+ カジュアルに楽しめるワークアウトも用意している

 キムさんは、初心者も気軽に楽しめることに触れ、「アパートに住んでいて、うるさい音を立てることに対して気が引けることもある。そういったシーンに合うような選択肢もそろっている」と話す。また、モチベーションを継続するためには、「楽しいことを見つけてほしい」とアドバイスする。「推しのトレーナーを見つけて、その人とのつながりを楽しむというのもありかもしれない。また戻ってこようという工夫や仕掛けがたくさんあるので、ぜひ活用してほしい」

Apple Fitness+ 狭いスペースで利用できるワークアウトもあるので、自宅が狭い人でも安心できそうだ

 ジュールズ氏は、Apple Fitness+を試す人が、「心と体が最高の状態になること」を理想に掲げる。「大事だとは思っていても、優先できないのがフィットネスであり、毎日継続するのがくじけそうになることもあるかもしれない。そんなときに、ほんの少しだけ背中を押してくれるのがFitness+。目的やライフスタイルに寄り添って、より健康的なライフスタイルをサポートしていきたい」

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