筆者は最近、MNPを利用した乗り換え手続きを複数回行いました。職業柄、乗り換え手続きには詳しいつもりでしたが、久しぶりにやってみると勘違いや思い込みで、予想外につまずく結果となりました。
こちらの記事で解説したように、筆者のメインの電話番号は楽天モバイルで、Rakuten Linkにより通話料を無料にしていました。しかし、年明けに取引先と頻繁に電話連絡する機会があり、そこで「着信時に呼び出しなしで不在着信になる」「通話が途切れる」といった事象が起きたのです。
そこで、楽天モバイルとサブ回線だった日本通信の電話番号を入れ替えるため、相互にMNPで乗り換えることにしました。日本通信は専用アプリ不要で通話料が他社の半額の11円/30秒で、高音質なVoLTEで通話できるため、音質を維持しながらお得に通話ができます。
日本通信も楽天モバイルもMNPワンストップに対応しており、乗り換え先キャリアで手続きを完結できます。乗り換え先で契約を進める中で乗り換え元のマイページにアクセスするメニューが出てくるので、ログインすればMNP予約番号が発行され、乗り換え先に自動連携される仕組みです。以前は乗り換え元で事前にMNP予約番号の発行が必要でしたが、現在は不要になりました。
楽天モバイルから日本通信への乗り換えはスムーズにできましたが、つまずいたのは日本通信から楽天モバイルへの乗り換えです。楽天モバイルの公式サイトで乗り換え手続きを進め、日本通信のマイページにログインしMNP予約番号を発行します。しかし、予約番号を発行できたはずが、楽天モバイルの画面に戻っても予約番号が連携されていません。何度か繰り返し、楽天モバイルの申し込みをキャンセルして最初からやり直してもうまくいきませんでした。
調べてみると、日本通信はMNPワンストップでも予約番号の発行に2日かかるとのこと。公式サイトに「MNP予約番号の発行には、お申込から2日かかる場合があります。MNPワンストップ方式であっても、お手続きには同様に 2日かかる場合があります」との記述がありました。通常のMNP予約番号発行に数日かかるのは知っていましたが、MNPワンストップならすぐに連携されると勘違いしていました。結局、MNP予約番号が発行されたのは翌々日でした。通信サービスによっては、MNPワンストップであってもMNP予約番号の発行には数日かかる場合があるようです。
ちなみに、他社のMNP予約番号の発行にかかる日数を調べてみると、大手4社とそのサブブランド、オンライン専用プランは基本的に即時発行されるものの、主要なMVNOではすぐに発行されるわけではなく、数日かかるようです。MNPワンストップでもMNP予約番号の発行にかかる時間は同じのため注意が必要です。
2023年5月に開始したMNPワンストップにより、乗り換え手続きは非常に簡単になったイメージでしたが、実際はまだ改良の余地があるように感じます。まずは、MVNOも含めてどのキャリアでもMNP予約番号が即時発行できるようになってほしいです。システム上のハードルは高いと思いますが、欲を言えば乗り換え元のマイページへの遷移すらも省略し、電話番号と乗り換え元キャリアを入力すれば裏でMNP予約番号を自動で発行して連携してもらえれば文句なしに簡単です。
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