レノボのブースでは、裸眼3Dディスプレイを搭載するPCのコンセプトモデル「The Yoga Book Pro 3D Concept」が出展されていた。
ラップトップ型で、ハードウェアキーボードを搭載せず、上下それぞれにディスプレイを搭載。主に下のディスプレイで操作する仕組みで、ディスプレイに専用のツールなどを載せると、タッチ操作できるスケールなどが表示される。さらに、ズーム、回転などの操作をジェスチャーで行うこともできる。
例えば、2Dのイラストを読み込んで、それをAIによって3D化し、細部の形状まで確認できるとのこと。これまで知識とスキルを要した3Dコンテンツの制作を容易にし、誰でも気軽に楽しめるようになりそうだ。実用化を期待したい。
MWCには総務省が指揮を取るJapan Pavilionも出展。スタートアップ企業を中心とする16社が出展していた。その中で、筆者が注目したのは、3年連続で出展していたAMATELUS(アマテラス)だ。
複数台のカメラで撮影された映像を、視聴者が自由に視点を変えながら視聴できる配信システムを紹介。スワイプで視点を切り替えられることから「SwipeVideo」という製品名になっている。
コンサートやスポーツの試合などで、複数のカメラで撮影されることは多いが、視聴者がリアルタイムで見たい映像を切り替えて、視点を変えたり、ズームをしたりするのは難しかった。配信や映像処理が大きな負荷となるためだ。SwipeVideoは独自の技術により、自由視点映像やマルチアングル映像のクラウド配信を世界で初めて実現。既に多くの国で、国際特許を取得しているとのこと。
ユーザーの立場からすると、推しのアーティストや応援したい選手だけを追いかけて見ることができる“推しカメラ”の配信サービスと言えよう。AMATELUSの下城伸也氏によると、海外からの推しカメラのニーズは高く、特にスポーツイベントでの引き合いが増えているという。
2026年は、1月に開催されたCES 2026で、Innovation Awards「Honoree」に選出されたこともあり、注目度を高めていたようだ。SwipeVideoで設置できるカメラは無制限で、ホールやイベント会場などに常設し、主催者が容易に利用できる取り組みも進めているという。既に日本ではさまざまな業界で導入されているが、世界への広がりにも期待したい。
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