カウンターポイントリサーチは、5月11日に2026年第1四半期スマートフォングローバル市場の売上高を発表した。
出荷台数は減少したが、売上高は前年同期比8%増の1170億ドルに。部品表(Bill of Materials:BOM)コストの上昇と深刻なメモリ不足となった一方、プレミアム端末への需要拡大と各社ポートフォリオ全体での価格引き上げにより、平均販売価格(ASP)は前年同期比12%増の399ドルと第1四半期として過去最高を記録した。
Appleの2026年第1四半期の売上高は前年同期比22%増で、スマートフォン上位5ブランドの中で最も高い成長率を記録し、第1四半期として過去最高を更新した。Appleは第1四半期として初めて世界スマートフォン市場の出荷で首位となり、21%のシェアを獲得している。Appleの成長はベースモデルのiPhone 17とiPhone 17 Pro Maxの継続的な需要がけん引したと考えられる。
Samsungは当四半期で売上高、出荷台数で2位に。2026年第1四半期の出荷台数は横ばいだったもののASPは前年同期比4%上昇し、売上高は4%増を維持した。Galaxy S26シリーズ発売後の強い需要に支えられたものと考えられ、低ストレージ容量モデルの廃止など構造的な価格戦略の転換を進め、実質的にエントリー価格とASPを引き上げている。
Xiaomiは2026年第1四半期に上位5ブランドの中で最も大きく落ち込み、出荷台数は前年同期比19%減、売上高は同18%減となった。メモリコスト上昇の悪影響を強く受け、低価格モデルの相次いだ値上げも影響したという。
OPPOとvivoは2026年第1四半期の売上高で4位と5位となり、OPPOのASPは前年同期比3%、vivoは同10%上昇。OPPOのASP上昇は主に高付加価値セグメントへの継続的なシフトと、規律あるポートフォリオ管理に支えられたという。vivoの2026年第1四半期の売上高は前年同期比5%増で、インドでのVシリーズやXシリーズ、中国でのSシリーズを中心にミッドレンジからプレミアム端末の構成比が高まったため。消費者の間で、より高付加価値な買い替えを選好する傾向が強まっていることが伺える。
今後のグローバルスマートフォン市場は2026年を通じて引き続き圧力を受け、出荷は減少傾向が続く可能性が高い。本格的な回復は2027年後半以降を見込むが、プレミアム化の継続とメモリ価格の高止まりでASPは上昇し、売上高の落ち込みを一部緩和する要因になるとしている。
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