11月中旬からT-ZONE.PC DIY SHOPの1階に展示されていた“スーファミPC”から約1ヶ月。作者の森田氏が、第2弾の改造パソコンを完成させた。今回は、筐体にツインファミコンを採用。しかも、ファミコン部分を活かして改造している。
ツインファミコンは、オリジナルのファミリーコンピューターとディスクシステムを合体させた筐体で、1986年に初登場した。“ツインファミコンPC”はディスクシステム部分だけを取り除いて、先のスーファミPCと同じVIAのMini-ITXマザー「EPIA-CN10000G」を組み込んだ。2.5インチHDDも内蔵したが、ファミコンとPC部分の電源は、サイズの関係から外付けに。
デモ機では、ファミコンで動かしたドラゴンクエストIIIをカノープスの「MTVX2006USB」でキャプチャし、Windows XP上で再生していた。森田氏は「エミュレートじゃないところがポイント。まったく別の機械が同居しているのが、趣深くて良いじゃないですか」とご満悦だ。スーファミPCと難易度を比較すると「ハンダコテを使う機会は3倍になりました。ただ、ツインファミコンのほうが筐体が大きいので、作業はやりやすかったです」と語る。
ちなみに、森田氏はツインファミコンPCの製作に4日かかったとか。通常業務の後に3〜4時間作業し、最後の一日は徹夜して、金曜日のお披露目にこぎ着けた。このおバカなエネルギーに拍手を送りたい人は、ぜひ、T-ZONE.PC DIY SHOPへ!


Windows XPでエミュレート、ではないドラクエIIIが動いている(写真=左)。フロントには3.5インチベイ搭載型のインタフェースユニットを組み込んだが、時間の都合上、接続していないという(写真=中央)。ちなみに、前作のスーファミPC。解体したものの、カバーは残しているとのこと(写真=右)
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