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» 2007年04月16日 15時30分 公開

2007年夏 Vista搭載PC特集:色鮮やかに、より高速に進化したハイエンドノート――写真で解説する「LaVie C LC950/JJ」

一見、春モデルとほとんど変わらないが、中身は大違い。液晶ディスプレイと無線LAN機能を強化したLaVie Cの最上位モデル「LC950/JJ」をチェックした。

[前橋豪,ITmedia]
LaVie C LC950/JJ

 NECが発表した2007年夏モデルで注目のノートPCは、何と言ってもフラッグシップ機の「LaVie C LC950/JJ」だ。ボディのデザインこそ春モデルを継承しているが、液晶ディスプレイの解像度と色域を強化し、新たにドラフト版IEEE802.11nの無線LAN機能を搭載するなど、ユーザーの使用感に直結する部分が大幅に改良されている。

 もちろん、市販のBD-ROM再生に対応したBlu-ray DiscドライブやHDMI出力端子、80GバイトHDD×2のRAID-0構成で提供される高速なHDD環境といった、従来機のウリは健在。基本スペックもCPUにCore 2 Duo T7200(2.0GHz)、グラフィックスチップには動画再生支援・高画質化機能の「Avivo」が備わったMobility Radeon X1600(専用ビデオメモリ256Mバイト)、OSにWindows Vista Home Premiumを採用するなど、フラッグシップを名乗るにふさわしい構成だ。デジタルTVチューナーを搭載していないことを除けば、ハイエンドAVノートPCとしてスペック面に不足を感じる部分はない。

 ここでは、LaVie C LC950/JJの詳細を写真とともに解説する。

光沢仕様の15.4インチワイド液晶ディスプレイは、“スーパーシャインビューEX3”と名付けられた新型(写真=左)。従来機と比べて、解像度を1280×800ドット(WXGA)から1440×900ドット(WXGA+)に、NTSC比での色域を約72%から約90%に強化した。キーボードは、主要キーのピッチが19ミリ、ストロークが3ミリと十分なサイズを確保しており、キーレイアウトに変則的な部分もないため、入力しやすい(写真=中央)。キータッチは柔らかめで、クリックボタンは少し硬めだった。パームレスト部にはFeliCaポートを搭載している。キーボードの上には、省電力設定をワンタッチで切り替えられるECOボタンやLED消灯ボタン(ディマーボタン)が用意されている(写真=右)

左が従来型のスーパーシャインビューEX2液晶、右が新搭載のスーパーシャインビューEX3液晶だ。写真では色味が多少変わってしまうし、表示するディスプレイ環境もさまざまなので実際の表示品質は店頭で確認してほしいところだが、EX2液晶よりEX3液晶のほうが深みのある緑や赤、黄色を表現していることが分かる。輝度は8段階に調整でき、最高値ではかなり明るく、最低値では十分暗くなるため、動画再生や文書編集などさまざまな用途に適した明るさに調整可能だ。視野角特性はノートPC用のTNパネルにしては悪くないが、それでも上下方向の視野角はやや狭い。色域の広さを生かすには、正確なチルト調整が必要だ。解像度が1280×800ドット(WXGA)から1440×900ドット(WXGA+)に向上したことで、Windows Vistaのサイドバーを表示した状態でも十分な作業領域が得られるようになった

前面には、2ワット×2のステレオスピーカーと各種インジケータ表示部を配置している(写真=左)。背面には、USB 2.0×3、1000BASE-Tの有線LAN、HDMI 1.2a出力、アナログRGB出力を用意(写真=右)。長時間の連続動作では、通風口付近から聞こえてくるファンの風切り音が少し気になった

左側面は、SDメモリーカード/メモリースティックPro/xDピクチャーカード兼用スロット、Express Card/34スロット、PCカードスロットTypeIIを搭載(写真=左)。アクセスしやすい手前に、USB 2.0、IEEE1394、ヘッドフォン、マイク、ボリュームつまみを配置しているほか、後方には無線LANのスイッチを備えている。右側面にはBD-RとBD-REの1倍速書き込みに対応したBlu-ray Discドライブと、USB 2.0が並ぶ(写真=右)。USB 2.0が左右の側面と背面の3面に振り分けられているため、使い勝手は良好だ

背面のネジをドライバーで外すだけで、メモリスロットとセカンダリHDDにアクセスできる(写真=左)。メモリスロットは2基あり、標準で1Gバイトのモジュール(PC2-5300)を搭載しているため、スロットが1基余っている。バッテリーは容量14.8ボルト 4400mAhのリチウムイオンタイプで、駆動時間は約1.7時間。ドラフト11n対応の無線LAN Mini PCI Expressカードも背面に装着されており、3本の内蔵アンテナにケーブルが伸びている。MIMO用の3本のアンテナは液晶ディスプレイの上部に内蔵ずみだ。ちなみに、プライマリのHDDはタッチパッドの直下にある。本体サイズは374(幅)×292(奥行き)×45.2〜55.5(高さ)ミリと大振りで、重量は約4.3キロ(写真=右)。ACアダプターは、このクラスのノートPCとしては標準的なサイズだ

付属ソフトは、ハイビジョン映像を扱うアプリケーションが複数用意されている。AVCHD方式のビデオカメラで撮影した映像を取り込み編集できる「HD Writer Ver1.0J for SD1」(写真=左)。HDVカメラで撮影した映像を取り込み、簡易編集してBDAV形式で書き出せる「Ulead DVD MovieWriter for NEC Ver.5」(写真=中央)。市販のBD-ROMタイトルを再生できる「WinDVD BD for NEC」(写真=右)。そのほか、Blu-ray Discレコーダーで記録したBDAV形式のBD-REディスクを再生したり、メニューの編集が行える「BD-MovieAlbum 1.0」もプリインストールされている

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