ナナオ、色再現性重視の24.1/27インチワイド液晶「FlexScan SX2461W/SX2761W」業務機の高画質化技術を採用

» 2007年11月08日 15時00分 公開
[ITmedia]
左から、FlexScan SX2461W、FlexScan SX2761W。カラーはセレーングレイとブラックから選べる

 ナナオは11月8日、1920×1200ドット(WUXGA)表示に対応したワイド液晶ディスプレイ2機種を発表した。24.1インチワイドモデルの「FlexScan SX2461W」を12月6日、27インチワイドモデルの「FlexScan SX2761W」を12月14日に発売する。いずれも価格はオープン、同社の直販価格はSX2461Wが13万7800円、SX2761Wが17万8000円だ。

 SX2461W/SX2761Wは、グラフィックスデザイン、CAD、フォトレタッチ、ビデオ編集などの用途を想定した色再現性重視の製品。Adobe RGBカバー率96%(SX2761Wは95%)、NTSC比92%の広色域に対応するほか、sRGBの色域を再現する機能も持つ。500K刻みの色温度調整機能やガンマ調整機能、部分的な色調整が可能な6色独立調整機能も備えている。

 特徴は、業務用のカラーマネジメント対応ディスプレイ「ColorEdge」シリーズに搭載されてきたデジタルユニフォミティ補正回路と、16ビット内部演算処理による12ビットガンマ補正機能を採用したこと。デジタルユニフォミティ補正回路は、特に大画面ワイド液晶パネルで発生しやすい輝度や色度のムラを低減し、画面全体で表示の均一性を高める効果がある。16ビット内部演算処理による12ビット(約680億色)ガンマ補正機能は、最終的な8ビット(約1677万色)出力時の階調表現を滑らかにする。

 スタンドは上40度のチルト調整、左右で各35度のスイベル調整、82ミリ(SX2761Wは118ミリ)の高さ調整に対応。液晶パネルを90度回転させ、縦位置で表示する機能も搭載している。1920×1200ドット未満の低解像度は、ドットバイドット表示、アスペクト比を維持した拡大表示、アスペクト比を無視したフルスクリーン拡大表示から選択可能。環境光に応じて輝度を自動調整するBrightRegulator機能も用意している。

 基本スペックは、コントラスト比が850:1、応答速度が白黒間16ms/中間階調6ms(オーバードライブ回路搭載)、視野角が上下/左右ともに178度。輝度はSX2461Wが300カンデラ/平方メートル、SX2761Wが320カンデラ/平方メートルだ。液晶パネルはいずれもVA方式を採用する。

 インタフェースはいずれも2系統のDVI-I(HDCP対応)と2基のUSB 2.0ダウンストリームポートを搭載している。外形寸法と重量は、SX2461Wが566(幅)×230(奥行き)×456〜538(高さ)ミリで約11キロ、SX2761Wが630(幅)×254.7(奥行き)×492.5〜610.5(高さ)ミリで約13.2キロだ。

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