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» 2008年02月20日 16時50分 公開

モバイルノート08年春モデル徹底検証:第1回 Airより軽いDVDドライブ搭載ノートを選ぶ (2/4)

[前橋豪,ITmedia]

VAIO type T VGN-TZ72B(ソニー)

「VAIO type T VGN-TZ72B」

 今回取り上げる6モデルの中で、最もホビーユースに力を入れているのが「VAIO type T」だ。ほかの5モデルと違って、モバイルノートPCとしては広色域(NTSC比72%以上)な1366×768ドット表示の11.1インチワイド液晶ディスプレイをはじめ、ワンセグチューナー、CD/DVD操作用のワンタッチボタン、有効31万画素のWebカメラなどを搭載することにより、差異化を図っている。

 そもそもVAIO type T(TZ)は、初代VAIOノート「PCG-505」に採用された液晶ヒンジ部分のシリンダーデザインを導入したモバイルノートPCであり、VAIOの国内販売10周年記念モデルとして、2007年5月に登場した製品だ。店頭販売向けの2008年春モデル「VGN-TZ72B」は、従来モデルのマイナーチェンジだが、CPUを超低電圧版Core 2 Duo U7500(1.06GHz)から同7600(1.2GHz)へ、メインメモリ容量を1Gバイトから2Gバイト(いずれもPC2-4200)へ強化している。

天板と底面にはVAIO type Gと同じマルチレイヤーカーボンファイバーを採用する

 チップセットはIntel 945GMS Express、HDDは80Gバイト(1.8インチ/4200rpm)、光学ドライブはDVD-R DL対応のDVDスーパーマルチドライブとなっており、VAIO type Gと同様ハードウェアスペックは控えめだ。プリインストールOSはWindows Vista Home Premiumを採用しており、オフィススイートのOffice Personal 2007も備えている。その割に、量販店での実売価格は25万円前後まで下がっている。

 本体サイズは277(幅)×198.4(奥行き)×22.5〜29.8(高さ)ミリ、重量は約1.22キロと、奥行きが短く、比較的コンパクトにまとまっている。バッテリー駆動時間は、標準バッテリー使用時で約11時間と十分だ。なお、直販のVAIOオーナーメードモデルでは、個性的なデザインの柄をあしらった「プレミアムデザイン」が選択できる。


dynabook SS RX1/T7E(東芝)

「dynabook SS RX1/T7E」

 「dynabook SS RX1」は、軽さ、薄さ、駆動時間の3点で世界一をうたうモバイルノートPCとして、2007年6月にセンセーショナルなデビューを果たした。

 開発にあたっては、高密度な基板、肉厚0.45ミリのマグネシウム合金ボディ、将来的に3G/WiMAXモジュールも内蔵可能なマルチバンドアンテナ、屋外の視認性も考慮した半透過型の12.1インチワイド液晶ディスプレイ(1280×800ドット表示)、7ミリ厚の光学ドライブ、SSD(RX1/T7Eが搭載するのはHDD)、薄型キーボードと冷却モジュールといった各部位を1グラム単位で調整したという。

 登場以後はマイナーチェンジを続けているが、今回取り上げた2008年春モデルの「dynabook SS RX1/T7E」についても本体サイズは283(幅)×215.8(奥行き)×19.5〜25.5(高さ)ミリ、重量は1.094キロとなっており、6モデルの中で最薄(最厚部でVAIO type Gと同等)かつ最軽量を誇る。バッテリー駆動時間に関しては、約12.5時間を確保するSSD搭載の上位モデル「RX1/T9E」にはおよばないが、HDD搭載のRX1/T7Eでも約11時間と十分なスタミナだ。ボディは100kgfの面加圧試験や75センチの落下試験、キーボードは100cc浸水試験をクリアする堅牢性も備えている。

ボディのカラーはシルバーで統一されている

 基本スペックは、CPUに超低電圧版Core 2 Duo U7600(1.2GHz)、チップセットにIntel 945GMS Expressを搭載。メインメモリは標準2Gバイト(最大2Gバイト)、HDDは80Gバイト(2.5インチ/5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ(DVD±R DLは読み出しのみ対応)だ。無線LAN機能はIEEE802.11n(ドラフト2.0準拠)を利用できる。

 チップセットはVAIO type Gやtype Tと同じIntel 945GMS Expressで、残る3モデルが採用するIntel GM/GS965 Expressと比較してパフォーマンス面で不利だが、薄型軽量ボディながら2.5インチHDDを採用しているのがポイントだ。

 プリインストールOSはVista Businessを採用しているが、Windows XP Professionalダウングレード用のリカバリディスクも付属する。量販店での実売価格は22万5000円前後まで下がっており、コストパフォーマンスは高い。


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