ソニーは、「VAIO type T」の2008年春モデルを発表した。店頭販売向けのラインアップは従来と同じ1モデルのみの展開で、「VGN-TZ72B」が2月16日より発売される。価格はオープン、予想実売価格は26万円前後だ。OSはWindows Vista Home Premium、オフィススイートはOffice Personal 2007を採用している。
VAIO type T(TZ)は、初代VAIOノート「PCG-505」に採用された液晶ヒンジ部分のシリンダーデザインを導入したモバイルノートPC。VAIOの国内販売10周年記念モデルとして、2007年5月に登場した。今回のモデルチェンジでは、ボディはそのままに基本スペックを強化している。
VGN-TZ72Bは、CPUをCore 2 Duo U7500(1.06GHz)から同7600(1.2GHz)へ、メインメモリ容量を1Gバイトから2Gバイト(いずれもPC2-4200)へ強化した。それ以外の仕様は変わらず、ディスプレイは1366×768ドット表示の11.1インチワイド液晶、チップセットはIntel 945GMS Express、HDDは80Gバイト(1.8インチ/4200rpm/Ultra ATA)、光学ドライブはDVD-R DL対応のDVDスーパーマルチドライブだ。通信機能は、IEEE802.11a/g/bの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.0+EDRを備えている。
本体サイズも277(幅)×198.4(奥行き)×22.5〜29.8(高さ)ミリ、重量約1.22キロと同じだ。バッテリー駆動時間は、標準バッテリー使用時で約11時間、オプションの軽量バッテリーと大容量バッテリーでは、それぞれ約5.5時間/約16.5時間となる。
なお、直販のVAIOオーナーメードモデルでは購入時のメニューに、Core 2 Duo U7700(1.33GHz)や120Gバイトの1.8インチHDD、光学ドライブと排他搭載になる250Gバイトの2.5インチHDDが追加された。また、天板は従来からの6色に加えて、新たに4種類の模様をあしらったプレミアムデザインから選べるようになった。プレミアムデザインを選択すると、価格は5000円アップする。
プレミアムデザインは1月8日に発表済みの「VAIO type S」で採用された塗装と同様、1200dpiの印刷解像度で天板にUVインクダイレクトプリントを行い、その上にトップコートを施すことで、印刷品位と耐食性に配慮している。デザインの種類はtype Sと同じ「モードメッシュ」と「エレガントフラワー」のほか、type Tのみで選べる「ロマンティックホワイト」「モダンテキスタイル」が用意されている。
VAIO type T店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO type T | VGN-TZ72B | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo U7600(1.2GHz) | 2048MB | 80GB | Home Premium | 26万円前後 |
VAIO type T店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO type T | VGN-TZ72B | 11.1インチワイド | 1366×768 | Intel 945GMS | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | ワンセグ | 約1.22キロ |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.