BD搭載の円形モデル、Penryn採用ハイエンド機、デザイン天板のtype Tも登場――ソニー「VAIO」第2弾2008年PC春モデル(1/2 ページ)

» 2008年01月29日 15時00分 公開
[ITmedia]

VAIO 2008年春モデル第2弾の主な特徴

ラインアップ

ハードウェア

  • VAIO type R masterに45ナノの新Core 2 Extreme/Core 2 Duoを採用
  • TP1VAIO type Aに45ナノの新Core 2 Duoを採用
  • TP1に外付けグラフィックス(GeForce 8400M GT)を採用
  • TP1にBlu-ray Discドライブを搭載し、HDでのムーブに対応
  • VAIO type Aのメモリを2枚差しから1枚差しに変更
  • VAIO type Aの直販モデルにハイブリットHDDを採用

ソフトウェア

  • VAIO type A店頭販売向けモデルにWindows Vista Ultimateを採用
  • VAIO type AにAdobe Photoshop Lightroomを採用
  • VAIO type R masterVAIO type AのAdobe Photoshop Elements/Premiere Elementsをバージョンアップ
  • Blu-ray Discオーサリングソフト「Click to Disc」「Click to Disc Editor」を搭載
  • Skypeの会話を楽しむためのソフト「VAIO Topic Visualizer」を用意
  • 直販モデルでATOK 2007 for Windowsが選択可能に


第2弾のキーワードも新型Core 2、Blu-ray、デザイン強化

 ソニーは1月29日、VAIOの春モデル第2弾を発表した。円形リビングPCの「TP1」、ハイエンドデスクトップの「VAIO type R master」、ハイエンドノートの「VAIO type A」、モバイルノートの「VAIO type T」がモデルチェンジを果たしたほか、主力ノートの「VAIO type F」とエントリーノートの「VAIO type N」にメモリ増強モデルが1製品ずつ追加されている。

 発売予定日はTP1、type R master、type Aが2月9日、type Tとtype Fの追加モデルが2月16日、type Nの追加モデルが2月23日だ。type R masterの新製品は同社直販のVAIOオーナーメードモデルのみで展開されるが、それ以外は店頭販売用と直販用のラインアップを用意している(type Rの店頭販売モデルは2007年9月発売製品を継続販売)。

 1月8日に発表済みの第1弾と同様、新シリーズは投入されなかったが、Vistaの快適化やHD映像の処理に配慮し、ハードウェアスペックを大幅に強化した製品も見られる。ラインアップ全体では、45ナノメートルプロセスの新型Core 2シリーズ(開発コード名Penryn)を積極的に採用しているのが特徴で、type R masterには新型Core 2 Extreme/Core 2 Duo、TP1とVAIO type Aには新型Core 2 Duoが投入された。これらの新型Core 2シリーズは、2次キャッシュが増加し、映像処理などを効率よく行うための新命令セット「SSE4」をサポートする。

 メインメモリの構成も第1弾と同じように変更され、外付けグラフィックスチップ搭載のVAIO type Aでは、メモリモジュールが2枚差しではなく、1枚差しで提供されている。これにより、メモリ増設時に出荷時のメモリモジュールを無駄にしてしまうことがなくなった。また、他社の2008年春モデルでは標準装備のメモリ容量を従来の1Gバイトから2Gバイトに変更した機種が増えつつあるが、VAIOもtype Fとtype Nに2Gバイトメモリ搭載のマイナーチェンジモデルを追加している。これらの追加モデルは発売後、既存の製品と順次置き換わる。

 そのほか、VAIO type A直販モデルの下位機種では、購入時に160GバイトのハイブリッドHDDが選べるようになった。


Blu-ray Disc搭載でリビングPCとしての価値が高まったTP1

「VGX-TP1DTW」

 新製品の中で最も目立つのは、TP1に追加されたハイエンドモデル「VGX-TP1DTW」だ。CPUに45ナノのCore 2 Duo T8100(2.1GHz)を採用したことにともない、チップセットもIntel 945GM ExpressからIntel PM965 Expressに世代交代し、TP1としては初めて外付けグラフィックスチップのGeForce 8400M GTを装備している。

 さらに見逃せないのが、こちらもTP1に初採用となるBlu-ray Discドライブだ。Blu-ray Discドライブの導入により、付属のネットワーク接続型デジタルTVチューナー「DT1」で録画したデジタル放送をSD映像にダウンコンバートすることなく、1層/2層のBD-REへムーブ可能となっている。

 ただし、1月8日に発表されたtype Lの2008年春モデルやtype R masterなどは、後日のアップデートで「ダビング10」に対応する予定が明らかにされているが、TP1は現状でダビング10の対応予定がない。これはネットワーク経由で録画したデジタル放送の取り扱いについて、ダビング10には規定がないためだ。

 なお、今回発表されたTP1の新モデルはVGX-TP1DTWだけで、2008 International CESに参考出展された“黒くて円いTP1”や「TransferJet」対応TP1などは投入されていない。

VAIOならではのソフトウェアとデザインで差異化

「VGN-AR75UDB」

 ソフトウェア面では、type Aの店頭販売向け最上位モデル「VGN-AR75UDB」にWindows Vista Ultimateを初めて採用したほか、デジタルカメラユーザー向けに画像管理/編集ソフト「Adobe Photoshop Lightroom」も付加しているのがトピックだ。また、type R masterとtype Aに付属するAdobe Photoshop Elements/Premiere Elementsが最新版となり、Photoshop Elementsのバージョンが5.0から6へ、Premiere Elementsのバージョンが3.0から4へ移行した。

 もちろん、第1弾と同様に春モデルで追加されたVAIO独自アプリケーションも備えている。BD-J対応のBlu-ray Disc/DVDオーサリングソフト「Click to Disc」「Click to Disc Editor」は今回発表された全モデルに、Skypeの会話を楽しむためのソフト「VAIO Topic Visualizer」はtype A、type T、type Fの追加モデルに搭載されている(Blu-ray Discオーサリングは、Blu-ray Discドライブ搭載モデルのみ対応)。細かいところでは、直販モデルの日本語入力プログラムとして、ATOK 2007 for Windowsが選択可能になった。

 VAIOの春モデルはカラーやデザインのバリエーション展開にも積極的だが、第2弾製品ではtype Tの直販モデルに4種類の模様をあしらったプレミアムデザインが追加された。プレミアムデザインは1月8日に発表済みの「VAIO type S」で採用された塗装と同様、1200dpiの印刷解像度で天板にUVインクダイレクトプリントを行い、その上にトップコートを施すことで、印刷品位と耐食性に配慮している。これらは利用シーンを狭めてしまわないように、目立ちすぎないデザインを念頭に置き、よく見ると凝ったデザインであることが分かる、といった効果を狙ったという。

type Tの直販モデルで選択可能な4つのプレミアムデザイン。左から、「モードメッシュ」「エレガントフラワー」「ロマンティックホワイト」「モダンテキスタイル」

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