9月9日に米国で著名なデザイナーのヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)氏とパートナーシップを結んだ米Hewlett-Packard。その実機が9月16日に香港で開かれたHP“Engage. Excite. Expereience”Media summitに登場した。
「HP Vivienne Tam Special Edition」と名付けられたノートPCは、ヴィヴィアン・タム氏が全体のデザインからアクセサリ、パッケージングまでを手がけた製品だ。同氏はプレスリリースで、「ノートPCはファッションにこだわりを持ち、テクノロジにも熱心な現代女性のニーズを真に反映しています。私は年代、民族、所得層を問わず世界中のすべての女性にアピールするノートPCを作りたかったのです」と述べている。
現段階では詳細なスペックは一切不明とのことだが、見た目は10型クラスのワイド液晶ディスプレイを搭載したモバイルPCで、低価格ミニノートPCの「HP 2133 Mini-Note PC」よりも薄く仕上がっている。コネクタは3基のUSB 2.0と専用ポート(外部ディスプレイ出力か)、SDメモリーカードスロットのみと非常にシンプルで、液晶ディスプレイ天面部分に牡丹の花弁が重ねられているデザインが特徴だ。
HP関係者によると、ボディサイズをはじめデザインありきでスタートしたのでスペックも決まっておらず、価格も未定とのこと。ワールドワイドでも選ばれた国のみで展開され、ヴィヴィアン・タムの直営店での発売も検討されているようだ。製品の発売は2009年初頭の模様であり、印象的なデザインやヴィヴィアン・タム氏とのコラボレーションという話題性だけでなく、モバイルPCとしても注目に値するモデルといえそうだ。
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